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社会人になったら学生の頃の勉強スタイルは改めよう

プログラミングの勉強法

今、新社会人(IT企業)向けの研修の講師をしているのですが、多くの研修生がの勉強の仕方が学生の勉強法になっていると感じます。

学生の勉強スタイルとは、具体的には、紙のノートにシャーペンで講義内容をまとめるような勉強方法です。
みんな講師がホワイトボードに書いた内容や講師の発言内容などを一生懸命ノートに書き写しています。

それ自体何の問題もないし、一生懸命頑張っている姿は素晴らしいですが、IT企業向けの研修でほとんどの人が紙のノートとシャーペンばかりを使って勉強をしていることには少なからず違和感を感じます。

私が実施している研修で教えている内容は主にプログラミングです。
プログラミングはPCで作業を行います。
研修中は常にPCが目の前にある状態です。
PC操作に慣れていてタイピングも速ければ、紙のノートに手書きでメモを取るよりも、PCを使ってメモを取った方が効率的なように思います。
PCでメモを取っていれば、分からない言葉が出てきたときにはすぐにネットで検索できるなど、メリットも多いです。
また、PCでメモを取っていれば、講義内容のプログラムをすぐに実行して確かめることもできるので、理解も深まりやすいです。

以上のことから、プログラミングの学習においては、PCを使用する方が圧倒的に効率が良いと個人的には思うのですが、学生時代の勉強スタイルが抜けずにそのまま社会人になっても同じ勉強法を続けているような印象を持ちます。

これは私の推測ですが、おそらく、学校の勉強では紙のノートにまとめることが勉強方法の常識として定着してしまったせいで、社会人になっても勉強するときは紙のノートにまとめなければいけないと無意識に思ってしまっているのかもしれません。

IT業界に限った話ではないかもしれませんが、社会人になったら学生の時の勉強スタイルは一度改めてみる必要があると思います。

テストで点を取るための勉強法から仕事で成果を出すための勉強法へ

学校の勉強は、テストで高い点数を取ることが全てでした。
学校ではテストで高い点数を取れば良い成績が取れるし、受験でもテストで高い点数を取れば行きたい学校に行くことができます。

テストで点数を取るには、学校の先生や塾の先生が黒板やホワイトボードに書く内容を書き写して、その内容を覚えることがスタンダードな勉強法です。

でも、社会人になれば、基本的にテストはありません。
資格を取得するためのテストや、研修の中での成績を付けるためのテストはありますが、それらは自分のスキルを高めるための手段です。
社会人はテストで点数を取ることよりも、仕事でどれだけの成果を出せるかの方が大事です。

つまり、学生の頃のテストで点を取るための勉強法から、仕事で成果を出すための勉強法に切り替える必要があります。

別の言い方をすればインプットがメインだった勉強法から、アウトプットを前提とした勉強法に切り替える必要があります。
テストで点数を取るためだけであれば、知識量が重要になるので、インプットをメインとした勉強法でも問題ありませんでした。
しかし、仕事で成果を出すということは、何かしらのアウトプットが存在するという事なので、社会人になったら、アウトプットすることを前提とした勉強方法に切り替える必要が出てきます。

今までのやり方を捨てて新しい勉強法を試してみる

勉強法というのは色々なやり方があって、人によって合う合わないもあるので、絶対的な正解はありません。
なので、紙のノートにひたすらまとめるような勉強法が合っている人もいるでしょう。
それで成果を出していれば何の問題もありません。

ただ、自分の勉強量に対して結果が伴っていないのであれば、それは勉強方法を改める必要があると思います。

今まで自分の中で当たり前だったやり方を捨てて新しいやり方を試すのは、今までの自分を否定するようで躊躇ってしまう人もいるかもしれません。
でも、新しいやり方を試すことで色々と見えてくるものもあるはずです。

成果を出せるようになるにはどんな勉強法をするべきなのかを考え、試行錯誤しながら社会人としての自分なりの勉強法を確立することが大事だと思います。

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