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【読書】「人間は9タイプ」自分と相手を知り、コミュニケーションに活かす

「人間は9タイプ」はビリギャルの著者でもあり、ビリギャルの舞台となった坪田塾の塾長である坪田先生の著書です。

いわゆる性格診断テストを用いた心理分析で、人間を大雑把に9タイプにカテゴライズし、それぞれのタイプの特徴や、上司と部下の関係性での相性などを解説しています。

9タイプは具体的に
・完璧主義者タイプ
・献身家タイプ
・達成者タイプ
・芸術家タイプ
・研究者タイプ
・堅実家タイプ
・楽天家タイプ
・統率者タイプ
・調停者タイプ
の9つです。

自分がどのタイプなのかを知るには、以下のネット上の診断アプリで質問に答えるだけで簡単に知ることができます。

もちろん人間は細かく見ていけば1人1人全員違う性格です。
本書の内容で当てはまるものもあれば当てはまらないものもあるでしょう。
しかし、坪田先生が多くの生徒のデータを集めて分析した結果から導き出したもので、信憑性は高いと思いますし、当たっている!と思う部分も多くありました。

自分のことを知るのもよし、周りの友人に判定アプリを実施してもらい、どんな人なのかを知るのもよし。
単純に読み物として楽しむことができます。

私は仕事で研修の講師をしていますが、よく受講生に実施してもらって参考にしたり、受講生同士の日頃のコミュニケーションのきっかけになるようにしています。

また、上司と部下の関係性での相性についても分析されているので、仕事で上司や部下との関係性で悩んでいる人も参考になる部分が多いかもしれません。
ただ、苦手な上司に判定アプリを実施してもらうのは簡単ではないかもしれませんが、、

この9タイプは、必ずどれか1つのタイプだけに当てはまるわけではなく、複数のタイプの要素を持っている人もいます。
また、このタイプはずっと変わらないわけではなく、環境の変化や心境の変化で変わってきます。

私が初めてこの本を読んだときは、研究者タイプだったのですが、転職して講師になってからはずっと楽天家タイプです。
環境が変わるとタイプも変わるので、環境が変わったら判定アプリを再実施して、内容を読み返すのもおすすめです。

***

この本は9タイプの分析だけではなく、後半から内容が仕事や転職についてのものに切り替わります。

個人的にはこの部分こそ、とても面白く、働いていく上でとても大事なことが多く書かれています。

特に印象に残っているフレーズがありそれは、人生における成功の尺度についての話でのフレーズです。
坪田先生によれば、成功の尺度とは

「あなたのファンです」という人の数

によって決まるのだそう。
これはすごく納得です。

そしてファンを増やしていくには、「知識」「技術」「人付き合い」の3つを高めていくことが重要なんだそうです。
これもすごく納得です。

他にも、仕事選びのポイントや、転職する際に必要なことにまで踏み込んでいます。
転職を考えている人や、今の仕事のままでいいのか不安を抱えている人にとってはきっと多くのことが得られるであろう本となっています。

ちなみに9タイプごとの向いている勉強法について解説した勉強法の本もあります。
勉強を続けているけれど伸びないという人には、こちらもおすすめです。


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