見出し画像

新社会人に伝えたいこと【2021】

4月から新社会人になられる方々がたくさんいらっしゃるかと思います。
去年の同じ時期にも新社会人向けに似たような記事を書いたような気がしますが、時間が経てば考えも変わるので、今年版、新社会人に伝えたいことを書いておこうと思います。

新社会人が成果を出すために重要な要素は色々ありますが、今年の私が思う重要な要素は
・想像力
・勇気
・論理的思考力
・事前準備

この4つです。

想像力と勇気

仕事をする上で重要な要素の一つが想像力です。

新社会人になると、まず最初に教えられるのはビジネスマナー。ビジネスマナーでは、身だしなみや言葉遣い、名刺交換や電話対応など、細かい作法を色々と教わることになりますが、結局のところ、重要なのは相手に良い印象を持たれるかどうか。

相手から良い印象を持たれるために大事なことは、ビジネスマナーの知識を覚えておくことではなく、相手が喜びそうなことをして、相手が嫌がりそうなことをしないこと。つまり、相手の立場を想像して行動をすることです。そういう意味で、マナーにおいて重要なことは、相手に立場を想像する想像力と、自分の考えを行動に移すための少しの勇気

マナーに限らず、仕事で成果を出そうと思うと、どうしても想像力が必要になってきます。仕事で成果を出すとは、顧客に対して、あるいは自分の上司などに対して、価値の高いものを提供することを指します。顧客に対して価値あるものを提供するには、顧客が何を望んでいるのかを想像し、どうすればその希望を解決できるのか、その最適解を導き出す必要があります。

自分以外の人の立場を想像し、良いと思ったこと、やるべきだと思ったことを行動に移す勇気を持つこと。これが仕事をする上で最も大事なことかもしれません。

論理的思考力

社会人として仕事を進めていく上では、その仕事の分野に対する専門知識や専門スキルが必要になってきます。どんな知識・スキルが必要になるのか、習得するのにどれくらいの時間がかかるのか。それはもちろん仕事の内容によって異なりますが、どんな分野でも共通して言えるのは、新しい知識やスキルを習得するのが早い人は、論理的思考力の高い人です

私の場合IT業界で働いていますが、IT業界では特にこの傾向は顕著に現れます。論理的思考力が高い人は、すぐに新しい知識や技術を身に付け、自分が持っている既存の知識と組み合わせて応用することができます。逆に論理的思考力が低い人は、どれだけ時間をかけて頑張っても、身につくスピードは遅く、効率が悪いです。

どんな分野でも、新しいスキルを学ぶ土台となるのが論理的思考力です。

事前準備

仕事が成功するかどうかは、どれだけ準備してきたかで決まると言っても過言ではありません。予習と言い換えてもいいです。

仕事に限らず、就職・受験・スポーツなどでも同じことが言えるでしょう。
受験に成功するかどうかは、事前にどれだけ勉強してきたかで決まる。スポーツの大会で良い結果を出せるかどうかも、事前にどれだけ練習してきたかで決まる。仕事も同じように、本番を迎える前にどれだけ準備できたかが鍵になります。

プレゼンをするのであれば、資料作りとプレゼンの練習にどれだけの時間をかけたかが重要。システム開発のプロジェクトに参画するのであれば、そのプロジェクトで必要となる技術や業務知識を、プロジェクトが始まる前にどれだけ予習できるかが成功の鍵となります。

中には、どれだけ準備をしても失敗に終わってしまう仕事もあることでしょう。ですが、そもそも全く準備をせずに挑んだ仕事はほぼ間違いなく失敗し、そこから得られるものもほとんどないと思って良いでしょう。万全に準備をして挑んだ仕事は、たとえ失敗に終わったとしても、そこから得られるものは大きいです。

ただし、準備といっても、長い時間をかければ良いわけではありません。努力にも正しい努力と間違った努力があるように、準備も、何にどれだけ力を注ぐかは結構重要だったりします。ここは仕事の目的を明確にした上で何に力を注ぐべきかをしっかり考える必要があります。

まとめ

昨年から新型コロナウィルスの影響で多くの現場で働き方が大きく変化しています。しかし、時代が変わっても仕事の本質というのはおそらく大きく変わってはいません。結局のところ、仕事というのは顧客に対してどれだけの価値を提供できるかが重要です。

新人のうちから成果を出して出来る新人と評価されるには、相手の立場で考える想像力と、その想像を行動に変える勇気。そして、道筋立てて考える論理力。そして、本番に入る前の準備。これらの要素が重要になります。

サポートいただくとめちゃくちゃ喜びます。素敵なコンテンツを発信できるように使わせていただきます。