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仕事を楽しむためには精神的な余裕が必要

仕事は楽しくやりたいと常日頃から思っています。
講師をしているときも、研修生に対して仕事は楽しんだ方が良いとよく言っています。

仕事の本質は最終的に自分以外の誰かの役に立つことだと思います。
働いていて誰かの役に立つのであれば、遊び感覚で取り組もうが、苦痛だと思って取り組もうが関係ありません。
人の役に立っているなら遊び感覚でもいいし、逆に人の役に立てていないのなら本人がどれだけ頑張っているつもりでも仕事をしているとは言えないでしょう。

であれば仕事は楽しんだ方がいいに決まっています。
でも、どうしても仕事を楽しめない状況もあります。

私が仕事を楽しめないと感じるのは、精神的に余裕がないときです。

そして最近、精神的に余裕がないなと感じたのは、
人から与えられた仕事で納期に迫られ、プレッシャーをかけられた時です。

私はエンジニアの仕事もしていて、プログラム開発の仕事もします。
基本的にはプログラム開発の仕事をするのは好きです。
特に、新しい技術や自分が触れたことのない技術に触れる機会があるとそれは楽しいと感じます。
ですが、スケジュールがタイトで時間的な余裕がなく、かつ早く納品するように他の誰かからプレッシャーをかけられた状況だと、全く楽しさを感じなくなりました。
仕事を楽しむためには、仕事の内容ももちろん重要ですが、それよりも精神的に余裕があるかどうかの方が大事だと思いました。

ただ、常に時間に余裕がある方が良いのかというと、必ずしもそうとは限らないかもしれません。
人間はある程度時間のプレッシャーに追われている方が集中力が増し、生産性は上がります。
私も、時間に余裕がないときほど頭の回転が速くなり、集中して作業できていると実感できることがあります。
なので常に時間に余裕がある状況だと、仕事は楽しみやすいものの、集中力や生産性はそれほど高くならないのかもしれません。

精神的に余裕を持ちつつ、適度に時間については多少のプレッシャーがある環境が働く上ではベストな気がします。

精神的に余裕を持つには、複数の居場所を持つことが大事なような気がしています。
例えば、本業とは別で副業をしていて副業でもある程度の稼ぎがある人は、本業で失敗しても別の稼ぎ口があるため、1つの仕事しかしていない人と比べると心に余裕があるはずです。
副業でなくても、収入の柱が複数あったり、複数のコミュニティに属していて仕事にあまり困らない状況にいる人であれば、精神的に余裕を持つことができるのではないでしょうか。

時間については、納期と適度なプレッシャーがあった方が集中力は増すものの、それが自分本位ではなく、他人の都合で勝手に決められた納期であったり、また納期に遅れることに対する過度なプレッシャーを掛けられると、ストレスの度合いが大きくなります。
仕事をするときには自分で自分なりの納期を決めて行動することが重要だと考えます。

そうはいっても。状況によってはどうしても他人の都合で厳しいスケジュールを押し付けられることもあるかと思います。
そういう場合は、断ってしまうか、職場そのものを変えてしまうか、それが厳しいなら考え方を変えてあまり気にならないようにするしかないかと思います。
そもそも、時間的にかなり厳しい納期の仕事を押し付けてくる人は、その人自身精神的に余裕がない人の可能性が高いです。
余裕がない人に与えられた仕事に対して自分が無理をするのはバカらしいと考え、できないものはできないとプレッシャーを気にしないで気楽に考えることが大事だと思います。


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