見出し画像

複数人でいる時にも、1人の時と同じ行動ができる人でありたい

最近街中を歩いている時にふと気づいたことがあります。
それは、「人は1人でいる時と2人以上でいる時とでは、同じシチュエーションでもとる行動が変わる」。

どういうことか。
例えば、外を歩いている時に、前から誰かが歩いてきた、あるいは自転車に乗っている人が来たとします。
その時、1人で歩いている人は、体を避けて前の人の邪魔にならないように配慮してくれる人が多いです。
しかし、友人や職場の同僚など、2人以上で話しながら歩いている人達の場合、自分から避けようとはせず、相手側に避けてもらうことになる場合が多いです。

こんな風に人数によって行動が変わるのは色んなシチュエーションに当てはまるように思います。
他には例えば、赤信号で信号待ちをしている時。
1人の時だと青信号になるまで待っている人も、他の誰かが車が通っていないことを確認して信号を渡り始めると、つられて自分も渡ってしまう人は多いのではないでしょうか。
私もついつい周りの人につられて歩き出してしまうことがあります。

あとは学校などで授業・講義を受けているとき。
受けている人数が1人、あるいはごく少数の場合、教師や講師の人が「質問ありますか?」と尋ねたとき、ほとんどの人が積極的に質問をしてくれます。
しかし、教室で10人以上の人が同時に授業を受けている場合、「質問ありますか?」と尋ねても手を挙げて質問する人は極端に少なくなります。

どう表現したら良いか難しいのですが、なんというか、こんな感じで同じシチュエーションでも人数によって行動が変わるのは客観的にみてすごく「ダサい」な、と思うようになりました。
ここであげた3つの例は、それぞれ働いている心理は異なるように思いますが、いずれにせよ1人のときにとる行動の方がなんとなく「イケてる」気がします。

道を歩いているときに前から人が来たら避けてあげる方が好感を持てます。
赤信号では車が通っていなくてもきちんと守っている人の方が好感を持てます。
人に何かを教えるとき、積極的に質問してくる人の方が教える側からすれば好感を持てます。

私自身、周りに流されやすいですし、講義を受ける側の立場の時にはあまり質問をしません。
いわゆるダサい側の人間です。
日本人は特に周りに流されたり、空気を読んで自分の行動を決める人が多いので、同じような人も多いのではないかと思います。

人間は誰しも複数の顔を持っていて、状況に合わせて使い分けていると思います。
会社で働いている時、家族と一緒にいる時、友人と一緒にいる時、などで自分の行動を使い分けているでしょう。
これはきっと誰しもがそうで、普通のことだと思います。
ですが、一緒に行動している人数によって自分の行動が変わってしまうのはすごくイケてないなーと思ってしまいます。

誰かと一緒にいる時でも、1人の時の行動ができるような人でありたい。

サポートいただくとめちゃくちゃ喜びます。素敵なコンテンツを発信できるように使わせていただきます。