「管理」という言葉が嫌いなのでテクノロジーの発展で早く管理という概念がなくなってほしい

私、何かを管理するのがすごく苦手です。
ゆえに、管理という言葉が嫌いです。
時間の管理も苦手だし、お金の管理も苦手。
仕事で人を管理するのも苦手だし、人に管理されるのも嫌いです。
とにかく管理という言葉が苦手です。

集中管理と分散管理

まず、管理において悩ましいのが、集中管理がいいのか、それとも分散管理がいいのかという問題です。
どっちが良いのかは何を管理したいのかによるでしょう。

プログラミングにおけるソースコードのバージョン管理なんかは、昔はSVNといった集中管理型が主流でしたが、現在はGitなどの分散管理型が主流です。
ソースコードのバージョン管理においては、現状、集中管理が分散管理を上回るメリットがないため、よほどの技術革新がない限り集中管理には戻らないでしょう。

システムの話でいえば、昔は会計管理は販売管理、在庫管理などはバラバラのシステムを導入していることが普通でしたが、一元管理できるようにERPという考えが出てきました。
これによりシステムを1つにまとめて管理できる仕組みができました。
しかし、近年、マイクロサービス アーキテクチャと呼ばれる、複数の独立したサービスを組み合わせて使う技術もできました。
もちろんそれぞれメリットやデメリットなどがあるのですが、どちらが良いのかはケースバイケースですが、世の中の流れは結局どっちが良いんだ。。
となってしまいます。。

集中管理と分散管理において特に悩ましいのは、物理的な物の管理です。

私がめんどうだと感じるのは鍵の管理です。家の鍵や会社の鍵、車の鍵など、複数の鍵を所有している人は世の中に多いかと思います。
私は元々バラバラに持ち歩いていたのですが、全部バラバラにしていると面倒だったので、あるとき1つにまとめるようにしました。
これで管理しやすくなったのですが、あるとき車の調子が悪くて、工場に持って行ったとき、代車と交換で車を受け渡すときに、鍵がまとめられていることを忘れて全部そのまま渡してしまったことがあります。
幸い、すぐに気づいたので、最悪の事態にはなりませんでしたが、危うく家にも会社にも入れなくなるところでした。

バラバラに管理すると、管理が面倒かつ、忘れてしまう可能性も高いです。
かといって集中管理にすると、その1つをなくしてしまうと、全てがなくなってしまってかなり困ります。

結局、管理するという作業が発生する以上、集中が良いのか分散が良いのかは永遠のテーマなのかもしれません。

鍵に関して言えば、パスワードによる認証や、指紋認証などの生態認証(バイオメトリクス認証)を使うことで、物理的に鍵を持たなくすることで管理をなくすことができます。

管理そのものをなくそうとすれば、テクノロジーの発展が不可欠になります。
結局、テクノロジーの発展というのは、管理という概念をなくすためにあるのかもしれません

お金と時間の管理をテクノロジーでどうにかしたい

鍵の管理くらいであれば、多少面倒なくらいで、大きなストレスにはなりません。
やはり負担が大きいのはお金と時間の管理です。

お金については、支出を減らすためには家計簿を付けれお金の流れを管理することが大事だと教わりました。
しかし、結局面倒に感じて実行するに至っていません。。

ですが、お金の管理に関してはテクノロジーでかなり管理の手間はなくなってきているように思います。
例えば、LINEにはLINE家計簿というアプリがあります。
LINE家計簿はLINE payと連携していて、LINE payによる支払は自動的に反映されてくれます。

ただ、現状は全ての支出でLINE payが使用できるわけではなので、完全に人が何もしなくてもよいわけではありませんが、使う習慣さえ身に付ければ、かなり便利にはなりそうです。

一方、時間管理についてはテクノロジーでの解決はまだまだ時間がかかりそうな印象があります。

例えば、「Trello」などのタスク管理ツールなどもありますが、私からすると「管理」という言葉が含まれている時点で、まだまだ発展の余地があるのではないかと思ってしまいます。

開発の仕事におけるスケジュール管理は、私が最も苦手な仕事の一つで、私の理想を言えば、AIが勝手に個人の能力と仕事のボリュームや難易度を計算して適当にスケジュールを作成しほしいと思っています。

精度を求めるとかなりハードルが高そうですが、パラメータを適切に設定してデータさえ集めることができれば技術的に実現すること自体は可能なんじゃないかと思っています。

いつかそういうサービスが出てきて世の中で当たり前になることを期待しています。(自分で勉強して作ることを試みても楽しいかも)

管理職のこれから

管理することとされることが嫌いなので、管理職という役職もあまり好きではありません。(名前が)
そもそも「管理」すること自体は、仕事において何も生みだしません。
あくまでも生産性を上げるための補助ツールでしかないので、管理できることの優位性はこれからAIが発展していく中で失われていくでしょう。
「10年後の仕事図鑑」という本でもそのようなことが書かれていたように思います。

いかに「管理」という概念をなくしてくかが、これからの管理職に必要となるスキルなのかもしれません。

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