ポンコツであることが私の強み

私は自分のことをポンコツだと思っています。
細かいミスが多いし、確認不足でミスして怒られることも多いです。
でもポンコツすぎて確認不足であることに気づかないので、なかなか改善されません。
仕事においてはポンコツな部分は知識やスキルでどうにかこうにかカバーしているので、ポンコツと言われることはないですが、プライベートだと結構周りからポンコツだと言われいます。

直したいなと思うところもありますが、仕事においてはポンコツであることが結構強みでもあるなと感じています。
私はもともとはシステムエンジニアでした。
エンジニアの仕事は、人間が手動で行うとミスしたり手間がかかる作業をプログラムで解決させてあげることです。
なのでエンジニアとして働く以上、その問題を解決するための知識やスキル、考え方が必要です。

ミスを減らすためにはどうするかを考える習慣がついてくると、それが自分にも適用できます。
先に述べた通り、私はポンコツなのでよくミスをします。
でも同じミスを繰り返しているとさすがに怒られるので、次はどうやったらミスをしなくなるかを考えます。
また、ミスがないにしても、自分が面倒だと思う作業をどうやったら楽にできるかを考えます。
そういうことを繰り返していると、そのときに自分が知らない知識を得ることができたり、新しいスキルを得られます。

自分のミスを減らすため、自分が楽をするために新しく習得した知識やスキルは、お客さんにサービスを提供するときに役に立つことがあります。
また、どうすればミスを減らせるか、どうすれば効率よくなるか、を考える時に、出てくるアイデアの量も増えてきます。
自分がポンコツだったおかげで、それをカバーするために努力していたことが、結果的に仕事の質向上にも役立ちました。

今は講師をしているので、人に教えることが本業です。
私は自分が何かを理解するとき、理解が速い方だとは思っていません。
ここでもポンコツを発揮して、直観的にうまく理解できないことがよくあります。
なので必死に分かりやすい説明を探したり、自分なりにかみ砕いて理解できるように試行錯誤します。
そしてこのことが講師の仕事に非常に役に立っていると感じます。

自分自身が、自分の中で分かりやすく整理しないと本質を理解できないので、人に説明するときにも分かりやすさを意識するようになります。
そのおかげか、説明は分かりやすいと言われることが多いです。
また、自分自身が仕事上でよくミスをするので、教えている子たちがミスしたときに同じ経験をしたことがある場合が多いです。
そのため、対策を伝えることができます。
私自身がポンコツだったおかげで、分かりやすい説明ができたり、仕事でミスしないコツを多く伝えることができます。

ポンコツと聞くとなんとなくマイナスイメージがありますが、仕事によってはポンコツは強みになると思っています。

でも、もし直せるなら直したい。。


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