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移民国家だよなー。ってしみじみ/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(22.10.23-22.10.29)

先週に引き続き、円安で大変だニュース多数。

テレビ局が取り上げがちなのは
・絵にしやすい
・これまで月5万円の仕送りだったけど7万円にしないと現地通貨換算で同じにならない、みたいな「数字」の分かりやすさ
・視聴者の大半が共感する「大変」な現実
3拍子揃っているからでしょうけど、一方でね、次のようなニュースも実は全国で同時発生しているんです(=統計が公開されたタイミングだから)

外国人に働いてほしいと言いながら、法令違反が常態となっている。
それがもはやニュースバリューを持たない。

■見慣れてしまってた系ニュースは他にもありますね

■並行して「悪いのはあいつらだ」みたいな主張が見え隠れするニュースもそこそこの数、見かけるわけですけれど。

……思うのは、これが移民国家ってものなんだろうな。という。
国または政権与党がそこに向き合おうとせず、むしろ社会が先行して現状を認めるのでなし崩しに変貌していく、実に日本らしい展開。
なお、私個人のスタンスを書いておくと、山岸涼子の傑作「日出処の天子」を読んだ中学生のころから一貫して、我々は大陸からの風を受けて国として成長してきたんだな。という認識がベースにありまして、それが21世紀においては「出稼ぎにやって来るアジア各国」に変化しつつあるだけで、日本ってずっと移民国家だった。という理解です。
良いも悪いもない。
良いか悪いかどっちか選べ、って言われりゃ良いと思うわー、だけど。

■というわけで隣国のニュースはだいたい気になるマン

■移民国家先進国のことも。

しかし元記事とはかなりニュアンス違うな。どっちかというと下記が今週のトレンド。

最後のガーディアン記事、本邦でもよくある「移民受け入れ是非をめぐる分裂」に言及されていて、つまり日本だけが移民国家なわけではない、ってことだと思うんですよ。


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