結婚したら睡眠も変わる?規則正しい生活をするとやっぱり睡眠もよくなった。
新入社員のころ、特に夜更かししているつもりはないのに昼間強い眠気に襲われてしまうこと、ありませんでしたか?
僕はまさに「それ」でした。
仕事から帰ったらゲームをして、寝る前はYouTubeをみながらゴロゴロしてそのまま眠りに落ちる...。
そんな生活をしたらどのような睡眠様相となるか、また結婚した結果それがどのように改善したのか、ありのままをお話しできればと思います。
(現睡眠営業 元睡眠SE:A)
SleepSign-Actとは
弊社製品にはSleepSign-Actという、体動の大小から睡眠状態を推定するソフトウェアがあります。
弊ブログではだいぶおなじみとなってきましたが、こちらの製品は小さな活動量計を腰につけて生活をしてもらうことで、日中の活動量や睡眠時の様子を推定することができます。
同じ睡眠営業担当であるTさんが長期間の睡眠データを解析したり、
最近ですと社員Kさんが生活習慣の改善で活用している記事でも使っています。ぜひそちらもご参照ください。
睡眠計測を始める前
自分としては、特に睡眠に大きな不満はありませんでした。
というのも、寝ようと思って眠れないこともないですし、朝も遅刻をするほど寝坊をしてしまうこともありません。
また、先に述べましたが昼間の眠気はあるものの、まぁみんなこんなものかなと思っていたため、そこまで気にしていませんでした。
睡眠計測を始めるきっかけ
まだSEだったある日、お客様に睡眠計測の取り扱い説明をお願いされました。システムとしては理解していたものの、「やっぱり自分のデータをとってみたほうが理解が進むからいいよ!」と先輩から勧められ、計測を始めたのがきっかけになります。
そしてその時のデータがなかなか面白く、自分自身がデータ化したものを見るのが好きだったことも相まって、現在に至るまで取り続けています。
実際のデータ
さて、私の実際のデータを見ていきましょう。
今回は、
独身時代だらだらしていた時期 (2018/4~2019/3)
結婚して生活習慣が大きく変わった後 (2021/4~2022/3)
を比較していきます。
●睡眠相
こちらのグラフのざっくりとした見方としては、
黒い部分:動きがある部分
青い部分:ふとんに入っていると設定した中で寝ていると判定された部分
黄色部分:ふとんに入っているのに起きていると判定された部分(中途覚醒)
となります。
見てみると、2019年 だらだら期は明らかに中途覚醒が多く(全体的に黄色っぽい)また、ふとんに入った時刻がまばらなことがわかります。
ぱっとみただけでも2021年 結婚後の方が睡眠の効率が良くなっているのでは?と期待できます!
また、結婚してから朝食を食べるようになったので、起床時刻が少し早い時刻で安定していることがわかります。
●睡眠変数
それぞれの睡眠変数を見ていきましょう。睡眠変数は季節変動に影響されるため、それぞれの月ごとに比較してみますね。
・睡眠効率
睡眠効率を見てみると、明らかによくなっていることがわかりますね(%が上がっている)。
夏(7-10月)に関しては15%以上も効率が良くなっています!
元の私の睡眠がひどかったこともありますが、睡眠相で感じた「中途覚醒(黄色)が減っている?」が数値として表れていることがわかりますね。
・ふとんに入った時刻
ふとんに入った時刻は遅くなったり早くなったりばらばらですね。
2021年 結婚後の前半(4月~9月)は寝る時間が遅くなりがちだったようです。
ただ、2019年 だらだら期の箱ひげ(標準偏差)が明らかに伸びていますね。
寝る時間がばらばらだったことが示唆されています。
・ふとんから出た時刻
やはりふとんから出た時刻は早くなっている月が多いですね!
中には30分近く早い月もあります。
朝の30分って大きいと思いませんか!?自分を褒めてあげたいです。
・睡眠時間
睡眠時間は全体的に長くなっていることがわかります。
やはり睡眠効率が良くなると、睡眠時間が長くなりよく眠れるようになりますね。
●睡眠変数からわかったこと
睡眠効率:結婚後の方が良い
ふとんに入った時刻:遅くなったり早くなったりばらばら
ふとんから出た時刻:結婚後の方が早く起きている
睡眠時間:結婚後の方が多い
上記のことから、
「結婚前よりも、ふとんにいる時間は短くなっているのに、睡眠効率が上がっていることで、睡眠時間は多くとれている」
といえますね。
これはなかなか理想的な変化なのではないでしょうか!
睡眠効率が上がった理由
結婚を機に2人で暮らし始めると、やはり一人暮らしの時とは大きく違いますね。
相手に合わせたり、人の目があるときちんとしなければとなるような気がします。
夜ベッドの中でだらだらYouTubeを見る事もなくなりました^^;
また、お風呂にちゃんと入るようになったことも大きいかなと思います。
引っ越しを機にお風呂が大きくなったので、睡眠2~3時間前に湯船につかるようになりました。
これにより深部体温がゆっくりおふとんに入る時間に向けて下がっていき、理想的な睡眠へいざなってくれているのではないでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。
日々の規則正しい生活の積み重ねの結果、生活習慣が改善され睡眠効率が良くなったのではないかと思います。
やっぱり具体的に数字を比較してみると、改善が目に見えてうれしいですね。
次回は、引っ越したことによりベッドの位置が変わったので、それによる姿勢の変化などを見ていこうと思っております。
お楽しみに!
今回計測に使ったシステム
睡眠/覚醒リズム研究用プログラム SleepSign-Act
※ 製品・ブログ等に関するお問い合わせは、上記リンクページ下部の「お問い合わせ」よりご連絡ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?