短期集中連載(全4回)「資格ナシ!経験ナシ!ガイドヘルパーのはじめ方」(第2回)「資格を取ろう」
横浜市鶴見区で居宅介護事業と移動支援事業をしている合同会社起差点-きっさてん-です。
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今回は「知的障がい者ガイドヘルパー」になるために必要な資格についてお話しします。
1.どの資格をとればよいか
自治体によって多少違いがありますが、次のいずれかの資格が必要なところが多いです。
(1)「介護職員初任者研修修了」
(2)「知的障がい者移動支援従業者(ガイドヘルパー)養成研修修了」
どちらの資格を取ればよいのでしょう?
まず(1)の「介護職員初任者研修修了」ですが、以前は「ホームヘルパー2級(旧ヘルパー2級)」と言われていました。
研修を開講している学校は比較的多く、試験もありません。
高齢福祉の分野で働くには必須条件になっている業種も多いので、思い切って取得してしまっても良いでしょう。
しかし、こちらは費用と時間がかかります。
そこでおすすめしたいのが、(2)の「知的障がい者移動支援従業者(ガイドヘルパー)養成研修修了」です。
これは「知的障がい者移動支援従業者養成研修」を受講した、という意味です。
おおむね3日間の講習で取得することが出来ますので、(1)の「介護職員初任者研修修了」よりは取得しやすく、試験もありません。
ガイドヘルパーをはじめたいという方はこれを取得すれば十分です。
2.「知的障がい者移動支援従業者養成研修」の概要
おおむね3日間(座学2日間+実習1日間)で取得できます。
研修の内容は、社会福祉の歴史から、障がい福祉の成り立ち、ガイドヘルパーとして実際働く上での技術的なノウハウまで、多岐にわたります。
受講するための条件はありません。
障がい福祉の経験や知識が全くない方でもわかりやすい内容になっています。
3.どこで研修を受ければよいか
「知的障がい者移動支援従業者養成研修」を開講している機関・団体は少なく、頻度も多くありません。
どこで取得すればよいかは自分で調べる必要があります。
どのようにしらべれば良いかお話しします。
(1)所属している事業所に訊く
一番簡単なのは、自分が所属している事業所に訊くことです。事業所やご自身の自宅から近くて通いやすい研修を紹介してくれるはずです。
(2)ネットで、地元で開講されている研修を調べる
自分の住んでいる地域の研修情報をインターネットなどで検索して調べることも出来ます。
例えば横浜市の場合、市のホームページに直近2か月程度先までの研修情報が掲載されており、会場や日程、受講料などを調べることが出来ます。
自分の通いやすいものを探してみましょう。
なお日程は、開催している団体によって土日中心だったり平日中心だったりします。
4.研修に参加する
研修には受講料がかかります。
金額は開催団体によって異なり、テキスト代として数千円というところもあれば数万円かかるところもあります。
事業所で受講料を負担してくれるところもありますので、必ず所属している事業所に確認するようにしてください。
また、自治体によっては受講料の助成金制度が使えるところがあります。
例えば横浜市の場合、「神奈川県内で開講されている研修を受講後、横浜市内の移動支援事業所で1回以上働いた」ことを条件に、上限2万円まで受講料が助成されます。
申し込み前に必ず日程の確認をしてください。
研修日程すべてを受講することが必要なので、他の予定と重なって受講できない日が発生しないよう気を付けましょう。
受講最終日にその場で修了証を受け取ることが出来ます。
修了証を受け取ったら、所属している事業所にコピーなどを提出する必要がありますので、無くさないように大切に保管してください。
今回は、資格取得についてお話ししました。
「知的障がい者移動支援従業者(ガイドヘルパー)養成研修」を受講しましょう。
自分の住んでいる地域や受講料などを考慮してどこで受講するかを決めましょう。
事業所に所属し、資格を取ったらいよいよ実際のガイドに向かいます。
次回は、「ガイドヘルパーに必要なものを用意しよう」です。
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