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愛しい時間を抱きしめたくなった朝のおうちカフェ提案

喫茶店といえばピザトーストとリンゴジュース。

子どもの頃、よく祖父が連れて行ってくれた、本屋さんの上の喫茶店。家から公園によって少し遊んで、本屋さんに行くのが祖父とわたしの定番のお散歩コース。

祖父は、「休憩して帰ろうか」と言って、そのまま本屋さんの上にある喫茶店へ。入口すぐの窓際のソファに座って、ピザトーストとリンゴジュースと、コーヒーを注文する。いつもリンゴジュースのわたしにも必ずメニューを見せて、何にするか聞いてくれるのが、何度でも嬉しかった。

「おじいちゃんと半分こしよう。夕飯が食べられなくなるといけないから」と、半分こするはずが、いつも多く食べさせてもらっていた気がする。

その本屋さんも喫茶店も、もうなくなってしまったけれど。喫茶店は茶色が多い内装に、観葉植物の緑が印象的で。いつ行っても、祖父とテーブルの上しか見えていなかったわりに、今でも鮮明に思い出す。大好きだった時間。

わたしは祖父とたくさん遊んだ記憶があって、その思い出が、ふと支えてくれることもある。

愛おしい時間を思い出しながら、ピザトーストとコーヒーで遅い朝ごはんにしよう。厚切りの食パンにピザソースを塗って、タマネギとチーズ。その上にサラミと輪っかのピーマンをのせて、トースターでチン。コーヒーはブレンドがいいかな。

おじいちゃん。わたしもコーヒーが大好きになったよ。いつかまた、本屋さんも喫茶店も一緒に行きたいな。

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