座長というより社長＊滝沢歌舞伎

春の踊りは、よーいやさー！

去年初めて滝沢歌舞伎に行った。

10周年で、ようやく。

「何で今まで来なかったんだろう…。毎年行こう」
そう思うくらい、素晴らしかった。

そしてまた、11年目の滝沢歌舞伎の幕が開いた。
今年は、三宅健くん。
びっくり。実は私が今1番ハマってるのが三宅健くんだから。

私が行くのは少し先だけど、楽しみで楽しみで…。
そんな中聞こえてきたニュース。

健くんの、怪我。

それでも、健くんは舞台に立ち続けている。
とっさにフォローできたSnow Manも素晴らしい。

けど、何より注目すべきはそんな一座の座長だ。

・最も美しい人間。
・多くの物を持って生まれてきたが、運がない。
・あたたかいんだけど、何とも冷たい。

私の滝沢くんのイメージはそれ。
すみせん、個人的なイメージだから…ね。

みんなが、タッキータッキーと言っても、彼とすごく親しくはなれない。

10周年のとき、薮くんと北山くんが、「滝沢くんと同じ舞台に立てるのはもうないかも…」と、言っていた。
「ないかも」ではなく、「ないだろうな」とみんな思ってる。
思ってるけれど、可能性はゼロじゃないし、寂しいから、「ないかも」と言う。

でも滝沢くんは「一生ない」とはっきりと言う。
何なら笑顔で。
そこに情緒がない。

誰かが特別じゃなくて、みんな平等。
みんなに愛はあるけれど、特別な愛はない。

まさに社長タイプ。

毎年幕が上がる滝沢歌舞伎。
ジュニアたちも「次は俺たちの番」と、期待しちゃう。
そんな時、その順番をすっ飛ばして関西ジュニアを投じたのも衝撃だった。
当時、関西のレベルは高いけど出てこられないよな〜〜と、思っていたから。
滝チャンネルなんかで関西ジュニアと絡んだり、裏でマネジメントしてる方に見初められたのだろうとは思うけど。

でも、予想外に焦る関東ジュニア。

それも計算だったんだろうね、滝沢くんの。

だとしたら、今回の三宅健くんというキャスティングも計算かな。

滝沢くんは
「僕よりも、どのジュニアよりも、1番練習してるんです」と、健くんのことを言う。

滝沢くんが見せたかったひとつは、そこかな。

良くも悪くも、数をこなすことで、誤魔化すことを覚えるジュニアもいる。
可もなく不可もなく、のレベルでやり過ごすようになるのは、まぁ人間だったら仕方ない。
でもさ、もっと、もっと、と高みを目指すならその本能は必要ない。

だから、デビューして、ひとつの時代を築いた先輩、V6の三宅健くんが、ジュニアよりも練習する姿に……

ジュニアたちは何を感じるだろう。

健くんは「出来てないから練習するだけだよ」って言う。
やだ！可愛い！可愛すぎる！好き！

ではなく（笑）

ねぇ、聞いた？
みんな、聞いた？

自分と向き合って、自分のレベルをもっと高く、高く、と、切磋琢磨する姿。

ちゃんとジュニアたちに響いてるかな……。

滝沢歌舞伎11年目。

今年も楽しみにしています。

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