2023年に聴いた音楽:Spotify編
アナログレコード、CD、配信購入をふくめた全体総括は別記事でまとめていますが、Spotifyはやっぱり聴き散らかしてしまいがち。
昨年は月別のものから年末にさらに手動でまとめたりしてたんですが、まぁこれも記録として面白いでしょう、ということで、今年はそのままの状態で振りかぶってみます。
※レコード・CD・配信購入も含めたまとめはこちら
My Top Songs 2023
Spotifyで自動生成される「My Top Songs XXXX」。
けっこう毎年たのしみにしてて、いわゆる「ストーリーズ」仕立てで紹介してくれるのは良いんですが、これをそのままシェアできないのがちょっと惜しい。
なので、スクリーンショットでお届けします。
年間トップソングは・・・?
RAYは、グループのファンというよりは「世界の終わりは君とふたりで」という楽曲をよく聴いていたので、その雰囲気もありつつポップさを増した感じは、メンバーチェンジ後の現体制の雰囲気にも合っていて、とても好きです。
シングルの時にも配信でも購入して、アルバムが出た時の特典「Pre-Mastering CD」でもよく聴いたので、じっさいにSpotifyで聴いている以上に聴いていたとおもいます。
これだけ聴いてれば、トップアーティストもさぞかしRAYかと思いきや・・・
なぜかShakatakでした
RAYの楽曲をいろいろ聴いていく中で「ナイトバード」という楽曲があり、シャカタクのタイトル本歌取りじゃん!と興奮し、実際の楽曲も良くで聴いてたらトップ3にランクインしてました。
そこから、シャカタクってNight Birdsぐらいしか知らないよなあ、といろいろ聴いているうちに、
・現在も活動している
・Night Birds以降は歌モノ中心
・でも日本ではNight Birdsがヒットしたので、歌モノ中心になった後も日本限定のインストアルバムを出したりしていた
などを知りました。
で、とりあえず発表順に並べたり、歌モノ中心のプレイリストを作ったりしているうちに、2000年代以降の歌モノが、昔聴いていたWorkshyみたいな感じで、なんかグッと来たんですよね。
で、とくにWorkshy感が強かった2000年代以降の歌モノプレイリストを流しながらタイマーかけて寝たりしてたら、再生数が回ってまんまとトップアーティストになってしまった、というのが事の顛末。
そんなややチート(?)でShakatakが1位になりましたが、2位以下はこちらのとおり。
ビートルズは11月のNow and Thenと赤盤青盤、TMは6月のアルバム『DEVOTION』、Traveling Wilburysはかねまんさんにアテ書きした「これが僕の音楽」の制作時に参考で聴いていたのでトップ5に入っている感じですね。
ちなみに、「秘密がいたいよ」「ナイトバード」が年間トップ5だったことをツイート(ポスト)したところ、RAYのメンバー内山結愛さんと琴山しずくさんがイイねを付けられてたのがちょっと嬉くなって、それまで「単に楽曲のファンなので・・」とうそぶいていたのに、だんだんメンバーさんのことも気になってきました。われながらチョロいな。
気づけば全員の旧Twitter(現𝕏)をフォローしたりツイキャスを観たりしていて、パーソナリティを知ったあとでこの動画を観てると、うっかりウルウル来たりする始末です。チョロいな。
2023 Top 100
生成されたTop100も、リンクを貼ってもnoteにはうまく反映されないので、まるっと別のプレイリストにコピーしました。
なんか・・・わかるわー、たしかに今年よくきいてたわー、ってものもあれば、ある時期に集中して2〜3回聴いただけじゃないの?っていうのも混じってて、なかなかアルゴリズムが謎ですね。
(9位・・・そんなに聴いてたかな・・・ある日シャッフルで流れて来て、そういえばメドレーの元になった曲で知らないのがあるな、と思って聞き返しながら元曲をプレイリストにまとめてたから、そこでカウントされたのでは)(そんなことをしているからすごく好きなんだと思われて上位に挙がるのでは)
月別プレイリスト
自動生成とは別に、手動で月間のプレイリストも作っています。
その月によく聴いたものをまとめた・・というよりは、「外出先で流れてたのをSoundHoundで検索した」とか「YouTubeやTikTokで流れててちょっと気になった」とか「『あとで聴く』感覚でとりあえず追加」みたいな感じでどんどん放り込んでいった結果なので、「このプレイリストに入っているけどそんなに聴かなかったな」とか、「ここには入ってないけど実際はよく聴いた」ものがあったりもします。
2023_01
エイプリルブルー『結晶』は、前年12月から引き続き聴いていたもの。
Laufeyは萩原健太さんがラジオで紹介されていたんだったかな?この時はアナログが手に入ったら欲しいな、と思っていました。
Peter Gabrielは毎月、新月と満月の日に新曲を別Mixで発表していると知って、目にしたら月別のプレイリストに入れていました。
そして2023年1月は幸宏さんの訃報。ここに追加していない楽曲もおおく聴いていました。
しんみりしたところで最後に唐突に追加されている侍戦隊シンケンジャー。
アフター6ジャンクションの特集(前編 / 後編 / 特別号)と、ドロッセルマイヤーズさんのPodcastで話題に挙がっており、ほぼ1ヶ月で全49話を完走した
2023_02
motifsは、「アジアのシューゲイザーバンドがアナログリリースする」というニュースを見て気になって、予約したんだけど結局入荷せずそのままに。
ここでFOUR TRIPSのリユニオンがリリースされてますね。
その後に小沢健二が入っているのも、「千夜一夜組曲」が「ある光」を彷彿とさせる、と成瀬さんとお話ししていた流れですね。なかなか聴く勇気がなくて、渋谷のタワレコに何かを買いに行く道すがらに聴いていた記憶があります。
2023_03
さながら月刊ピーターガブリエルの様相で毎月入ってくるのがすでに面白くなって来ています。
また、どうしてとつぜんジェスロ・タル、という味わいも。
(おそらくアーティストフォローしていると、過去作のリイシュー含めて通知が来るタイミングで通知に入れたりしているのかと)
このころから、Plastic Girl in Closetが定期的に配信シングルをリリースしていますね。シューゲイザーの枠を越えようと模索されている感じを思わせる時期でした。
Cassette Tapeというアジアのアーティストがプレイリストに入っていますが、カセットテープでのリリースに向けて制作に携わっていた時期で、Spotifyでもカセットテープにまつわるプレイリストとかあるかな?とリサーチしていて見つけたのだと思います。
最後にとつぜん結束バンドが入っていますが、これも外食中にお店で掛かっていたのが気になってSoundHoundで検索したパターンでした。原作はちょっと読んだんですがアニメはまだ観ていなくて。
2023_04
Graham Nashは前年末にアナログで昔のソロを買い、2023年もCSN関連を買ってたので近年のソロ作も気になり、でもサブスクよりアナログで買ったほうが聴くかなぁ、と思っていたのを思い出します。
Wink Music Serviceはリリース前のティザーの出し方が凝っていて、アナログもうっかり買っちゃいました。
RAY「秘密がいたいよ」はこのころにリリースされてたんですね。あらためて調べると3/25リリース。
Howard Jonesもフォローしていて通知に挙がっていて「後で聴く」感覚で追加していたような気がします。2019年『Transform』がリリースされた頃のほうがよく聴いていたような。
Peter GabrielとPlastic Girl in ClosetとRAYが、ほぼ毎月リリースされていて、そのたびに追加していますね。
2023_05
YOASOBI「アイドル」とのマッシュアップが流行っていた「STORM」は、この時には2021バージョンしかサブスクに入っていなかったようですね。
ベン・フォールズはどなたかがTwitterで紹介されていて、Popsの慣習的な8小節区切りを意識して詰めてる感じが新鮮だったので追加した記憶があります。
クラプトンとベックのMoon Riverが入っているということは、このあたりでジェフ・ベックの訃報があったんですね(と特に調べずにプレイリストから振り返るのもまた趣きが)。
Chris HilmanとCSNは、この時にアナログで安く出てたので買ったはず。ある時期までは、「アナログで買ったものプレイリスト」も作っていたんですが、「サブスクにないものをアナログで買う」方向にシフトして久しく。このときはたまたまプレイリストに追加したい気分だったようです。
前述のRAY「ナイトバード」がここで入って来ています。ということは翌月あたりにShakatakブームが。
エイプリルブルーが何曲か入っているのはRAYからの流れでしょうか。
「ナイトバード」もエイプリルブルー管梓さんの作。
ホール&オーツが入っているのはラジオオ番組「POP A to Z」でホール&オーツの7インチBox特集があったからですね。
ジェフ・リンとロイ・オービソンが入っているので、このあたりが前述の「これが僕の音楽」の制作時に参考で聴いていた時期。
2023_06
Joe Jacson、Tiffany、ニュー・オーダー・・・この無節操さは、その都度都度、SNSで見かけて気になったものを追加しているんですね。
CDで買ったTMを月別プレイリストにも入れてます。りちぎ。
前月に入れてたベン・フォールズがまた入っていますが、たぶんこれも、またSNSで流れてきたのでしょう。
このころは、気になった新作・近作があったら、サブスクで聴くよりはアナログが出てたらそっちでじっくり聴きたい・・・と思いながらそのままになってしまうパターンがすでに見て取れます。
2023_07
またまたRAY『ナイトバード』が。
藤井隆『ナンダカンダ』は、YouTube「Fist Take」での動画が良かったからオリジナルを久しぶりに聴きたくて追加。いやあの動画ホント良かった。
「骨組みだらけの夏休み」はこのころリリース。CDでも買っています。
そしてPlastic Girl in Closet「Ramune River」もこの頃のリリースでしたか。
それまでの配信シングルの試行錯誤を経て、やっぱりこの路線で行くんだ!という決意が込められたような感じがしてグッと来ました。Bandcampに挙がるのを待って購入した記憶があります。
2023_08
「また逢う日まで」「さらば恋人」が入っているのは、この時期に歌謡曲の歌詞をについて考える機会があったからですね。
「そして僕は途方に暮れる」も、おなじ流れで銀色夏生さんのことを調べていて、この曲の制作過程を知ったのでプレイリストに追加した記憶があります。
新作のKIRINJIやRingoはともかく、YES「And You and I」も「フォローアーティストのリリースが旧作でも突然通知に挙がってくる」問題で、よくわからないまま追加しています。
2023_09
9月。石田ショーキチ30周年ライブの一環でMOTORWORKSのライブがあり、さらにサブスクも配信開始された頃だったので、あらためて聴いていた頃です。
「新入部員」町田直隆さんのリクエストで演奏されたSpiral Life「Garden」は、Spiralはちゃんと聴いていたのは2ndまでだった自分にも、かなりグッとくる流れでした。
9月はライブづくしで、成瀬英樹さん率いるOn The Beachをバックに伊藤銀次さんが歌うライブを、まほろ座MACHIDAで観られたのも印象に残っています。
配信や動画で視返したときは軽やかなシティポップ感が強かったですが、生で観たときは銀次さんのアンプ生音が聴こえるぐらいのほぼ最前で、難しめのコードをサラッと弾くロックといった様相にシビれました。
最後のほうにYOASOBIの初音ミクVerが入っていますが、自分の中で第二次YOASOBIブームが来ており、翌月にも続いています。
2023_10
いきなり「ごめんねFingers crossed」の、しかもカラオケ版が入っています。
このころに友人のnapoli_6さんと話していて、「ごめフィンはブリットファンク」「Shakatakにも通じるものがある」「つまりYOASOBIもブリットファンク」という三段話が展開されたのを間に受けて聴いてみたらたしかにそんな気がしてきた、という与太話です。
プレイリストには入っていませんが、YOASOBIはそれまで「群青」が好きだったんですが、ブリットファンクだと思うと「夜に駆ける」が好きになってたくさん聴いていた気がします。
谷村有美「HALF MOON」は、アナログ リ・イシューの報が出たのがこの頃のようです。
Badfingerは齋藤飛鳥さん卒業に際して拡散されていたニュースから。
2023_11
2023年11月は、なんといってもBeatles「最後の新曲」とニュー赤盤青盤にトドメを刺す・・かとおもったら、突然の人間椅子。
この頃、flapter君とエフェクターボードの話をしていて、なんの気なしに「人間椅子の和嶋さんは単三電池で駆動させているよ」という話題を出し、そういやYouTubeにそんな動画があったよなあ、と観ていたら、あれよあれよとキャンプ動画まで観はじめて、高校の同級生のメンバー同士が仲良さそうなところとかイイなとか思っているうちに、気づいたらアルバムを聴くまでに至っていました。
やはり、バンドもメンバーのひととなりから親近感を抱いて、曲も聴きたいと思うようになるんだな、と思った次第です。
最後のほうにKAN『ピーナッツ』が入っていますが、このころはまだご健在で、一部楽曲のサブスク配信が開始されたので、近作でも大好きなこの曲を追加したのでした。今おもえば、この時からすでに「準備」をされていたんですね・・・。
このあとに訃報があり、12月にかけて過去作も続々とサブスク配信されて。その機会に改めてプレイリストにまとめたりしていますが、正面から向き合って、偲ぶのはまだ時間がかかりそうです。
かねこきわの改めkiwanoさんの「コンパクトミラー」も、以前から好きだった「ねむるプリン」のようなおもちゃ箱感とシンプルさのバランスが好きでした。
2023_12
なんどか挫けそうになり、こんなんだったら毎月こまめに書いておけば良かったとおもいつつ、なんとか12月までたどり着きました。
当初は月刊ピーガブ状態だったけど途中から追えなくなり、アルバムが出たちょっと後にやっと追いかけて、毎日数曲ずつ、通勤中に聴いていたのも記憶に新しいところです。
機動戦艦ナデシコのOP・ED・劇場版テーマソングがサブスク配信、YouTubeで本編の期間限定配信も行われています。
TV本編ED曲「私らしく」は、作曲者の松浦有希さんが当時、フェイバリットアーティストにWorkshを挙げておられて、たしかにサビ中のホールトーンのフレーズがDream Streetみたいだなあ、と思っていたものでした。
ということで、12月に思いがけずWorkshyの話題が再燃して、なんとなく1年のまとめになったような感じで、やっとこの投稿が終われそうです。
てきとうに放り込んでいたプレイリストを振りかぶってみても結構おもしろかったので、2024年もどしどし放り込んでいこうと思います。
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