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敵は他人じゃない


まず読む前に

絶対に勘違いしないで欲しい事があります

これは誰か特定の人に向けて
言い放っているのでは決してない

自分に向けて書いた文章のようなもので

もし自分に言われてると感じるならそれは
人間、大体似たようなことで悩んできた
間違ってきた

それが当てはまるだけです

こんなものでも
何か役に立つならそれがいいと思う

" 歌に自分の願いを込めるようなもの "
として見てもらえると嬉しいです

ー 自分は間違ってない ー


と思い込みたいのは、防衛本能みたいなもので



例えば僕みたいな

気が小さく、間違えることのほうが多い人間は


そうどこかで自尊心の支えみたいなものがないと


自分が生きていて
一体、何の良い影響があるのか?

考え込んでしまったら抜け出せずに
簡単に潰れてしまうだろう

ー 自分だけが悪いんじゃない ー


誰か一人だけが悪いわけじゃない

のは、真実かもしれない


本心を曝け出せないとか

嘘を本音のように思い込んで
自分すら自分がわからないとか



それらが不本意に物事を進め
" 自分はここで何をしているのか "

という自分にしかわからない
ジレンマが巣食っているのかもしれない


理由は人の数だけ様々あるだろうが


自分の過去への憂い、憎しみ
他人への恨み、妬み


それに執着すればするほど



より卑怯になり

傲慢になり

欲深くなり

人を傷つけ、後悔をし

戻らない過去をより一層憂い
自分は可哀想だと、自分を守るために信じ込み


また同じ間違いを繰り返すと気づいた今となっては


嫌いなものを見る視線
避ける挙動

どうしても伝わる雰囲気


それを察知したとしても


どんなに他人の心が
透けて見えてしまう時があっても

それに傷ついて

もう死にたいと思ってしまっても


敵は他人じゃない

ー 敵は他人じゃない ー



それだけは勘違いしないように
と、自分に言い聞かせて

僕は今、生きている。



敵は他人じゃない



誰に嫌われようが
誰に悪く想われようが


それは一切合切すべてが


自分の過ちが

自分の言葉が

自分の挙動が

自分の怒りが

自分の恨みが

自分の妬みが


誰かの目に

フィルターを作ってしまった



だから誰かの

自分を見る目が

自分を言う話が

自分への態度が



悪くなってしまうのはどうしても
仕方がない


それを他人にも
自分が許したように、自分が認めたように

あなたも私を許してよ!わかってよ!というのは

何もわかってないのと同じで


慈悲を自ら訴えかけるほど
自分はより惨めに、醜くなる
だろう



いち早く
自分がまず

他人がどうとか
他人にどう思われてるとか

そんなことは二の次で


まず何よりも自分が


執着を小さく小さく
コントロールすること



貪りの心を小さく小さく
コントロールすること



集中しなくては


同じ過ちを

同じ苦しみを

同じ傷を


何度も何度もなぞらえては

悶え苦しむ繰り返しの未来が

永遠かのように訪れる



これはただの文章じゃない

エイプリルフールでもない




一番の敵は自分の貪りだ

一番の災害は自分の執着だ




敵は他人じゃない






敵は、他人じゃない





敵は自分の中にいる


敵は、自分の中にいる









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