企業の知的財産とハッカーの知る権利
今朝の朝日新聞の見出しは、「落ちたPS3違法改造の沼 小遣い足りないと妻に言えず」だった。新聞記者が、「知的財産」みたいな観念やそれを守る法律を、ここまで自分の道徳として内面化してしまっているのかと改めて驚いた。
初期のインターネットのアナーキーを経験していたり、歴史家として20世紀のハッカーたちの活動について多少の興奮を持って読んでいたりすれば、「落ちたPS3違法改造の沼」とはタイトリングしないだろう。むしろ、大企業側の言説から独立して考えられる人なら、「なんで法律もメディアもここまで来ちゃったんだろう」って考えると思う。
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アジア研究、特に東南アジア研究の前線の話がかじれます。
それから、大手の出版局・大学出版局から本を出すことを目標にしてる人たちには参考になる内容があると思います。良い研究を良い本にするためのアドバイス、出版社との交渉、企画書の話など。
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