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2022_0716_本読み

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冒頭の写真:
白馬に登ろうと思ったけれど、悪天が予想されたので、母の山の家へ行って、だらっとしました。

家族で捕虫網2本もって散歩したんですが、山崎に比べたらそんなに虫好きでもないこどもたちが、網捌きがさまになっていて感慨深かったです。

特に息子は種々のスポーツ経験を積んだせいか、上手かったです。

山崎は主に写真を撮ってました。

息子が、Googleアプリで画像検索できる、というので、撮った写真でやってみると、ジョウカイボン科なんか、科名までは一発で出て、結構すごい機能ですね。

息子が捕らえた、この蛾は難しかったです。

白地に黒と黄色の斑点は、結構種類が多いせいか、画像検索だけでは辿り着けなかったです。いろいろアナログに検索して、キベリシロナミシャク、あたりかな、と結論。

白い紙に墨で書いたような模様に、筆の動きまで感じてしまうのが、とても不思議です。



7月16日(土)は以下を読みました。

『虹の解体』 リチャード・ドーキンス 著

福岡伸一 訳
早川書房
第6章 夢のような空想に ひたすら心を奪われ

6章読了。こども、というものについての見解は、どことなく違和を感じるところがありましたが、それはどこなのでしょうか。

この気持ちを、こころに留めておきたいと思いました。

この数年に読んだ本『幼ものがたり』『銀の匙』『魂の殺人』などが、漠然と頭をよぎりました。

(音読した人:山崎)





『ある「小倉日記」伝』 松本清張 著

新潮文庫

鴎外の散逸してしまったらしい「小倉日記」。

そのことでできた、小倉滞在時の鴎外の足跡の空白。

それをまだ存命の鴎外とかかわった人への聞き取りで埋めていきたい、という情熱が、田上の中に生じました。

(音読した人:こいでさん)






『学問のすゝめ』   福沢諭吉 作

岩波文庫
十六編 心事と働きと相当すべきの論

「独立」に続く、十六編のもう一つの小見出しが
「心事と働きと相当すべきの論」。
簡単そうなことばですが、意味がよくわからないです。多分それを予測して、文中で、別のことばに置き換えて説明してくれていました。

心事=議論、心に思うところ、説、志、言
働き=実業、功、行

ということで、言行一致げんこういっちのことをこれから説明してくれるのだと思います。


(音読した人:めいさん)





『青葱を切る』    藤本徹 著

ブラックバードブックス

「ねえ東京」
「空」

以上の二つの詩を読みました。

メロディだったか、そういうことばが出てきたせいでしょうか?
読み手のきよもとさんは「ねえ東京」で、中島みゆきの歌が頭に鳴っていた、といい、山崎は「空」のストーリーに、川本真琴の歌のストーリーを重ねていました。

(音読した人:きよもとさん)








『芭蕉連句集』  中村俊定・萩原恭男 注

岩波文庫、
三五 馬かりて(卯辰集)117~119ページ

この歌仙読了です。

いろいろ検索すると、これは「山中三吟やまなかさんぎん」とよばれる歌仙。読み終わってわかるのは三吟とは、芭蕉、曾良、北枝の三人でやった、という意味。

この後に、芭蕉の添削のようすのわかる「やまなかしう」という北枝の記録もついているのも見つけました(次回に読むのが楽しみです)。

北枝は蕉門十哲と呼ばれる重要人物の一人。
この「奥の細道」の旅で、芭蕉に入門、
〈金沢より山中温泉を経て、越前国松岡まで、25日にわたり芭蕉に随行〉
と、Wikipediaにありました。


(音読した人:山崎)

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