10月6日
今日の午前2時46分、青森県で震度5強を観測した地震があった。遠野市も震度4とかなりはっきり揺れたので、ぐっすりと眠っていたものの目を覚ました。
自宅にいるとき揺れがあると、まっ先に気にするのが父の写真を置いている棚と、そのとなりの食器棚。寝室から一部屋と廊下を挟んだリビングまでの戸は、すべて開け放してあるので様子がうかがえる。不気味な揺れがつづくあいだもベッドで耳をそばだて、物は落ちなかったらしいことを確かめてから、ふたたび眠りについた。夜が明けて家を見回してみても、とくに被害はなかった。
被災していないわたしですら、10年前の震災以前と以後では、自身の意味合いが変わってしまった。揺れの大きさでたいしたことはないとわかっていても、地震がくるたびにヒヤリとする。そして、心細い気持ちになって、誰かが我が身を案じてくれていないだろうかと、スマホの画面をじっと見たりするのだ。
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