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10月26日

 「あのつく人」で先月取材させてもらったレキマさんとこゆきちゃん、そして今年遠野市の地域おこし協力隊として赴任した坂口秀美さんと「ちから」でごはんを食べた。レキマさんは2週間後には遠野を離れ、東京でエネルギー資源のコンサルティングの仕事をするのだそう。レキマさんが遠野を去る前に出会うことができた偶然を嬉しく思う。

 遠野には毎年いろいろな人がやってきて、いろいろな人が去ってゆく。移住すると言うと、その土地に根ざすことを求められがちだけど、必ずしもそうでなくてもいい。土地に根ざす人がいる一方で、やってきては去る人がいるからこそ街の新陳代謝もよくなるはずだ。

 取材時にレキマさんが言った「どこの国にもいいポイントがあります。だから、なんのためにそこで生きるかが大事」という言葉を噛みしめる。わたしは家族とすぐに会える距離にいるために、来春、東京に帰ります。

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