10月7日
先々週から週に2回だけ、市内のりんご農家さんでアルバイトをしている。ほかにう少し収入のいいアルバイトはいくらもあったが、太陽の下でからだを動かしたかった。それに、食の匠と呼ばれる郷土料理に精通した地元のお母さんたちと仕事で関わるようになって、第一次産業に従事する人々への尊敬の念がますます強くなった。なりわいにするにはハードルが高いが、知識ではなく自分の経験として、その一部に携わりたかった。
りんご農家「松陽園」のアルバイトは、朝8時から夕方5時まで。お昼休憩1時間のほかに、10時と3時におやつ休憩がある。先々週は、陽がよく当たるように実にかかった葉を取り除く「着色」、今週は実を回転させてまだ青い面に陽を当てる「玉回し」の作業をした。
作業人数は7名から9名。みんなでひとつの樹を囲み、終えたら次の樹に移る。おひさまと共にある仕事はドッと疲れるが、それはそれは晴れやかな疲れでもある。
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