![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72832176/rectangle_large_type_2_c4bb2cbee8537708067aca383da93a48.jpg?width=1200)
ウチの猫のことと、保護猫のこと、 少しばかりのお願い(後編)
前編では、今の我が家にいる小梅(元・とら)との出会いと、
野良猫問題について、そして保護猫活動について知った経緯を記載しました。
(前編はこちら)
後編では、そんな我々がとらを保護し、一緒に暮らすまでの経緯と、
二匹目の夏目をむかえ、そして保護猫活動をするに至った経緯を記載しています。
また、タイトルにあるように、最後に少しばかりのお願いがあります。
とらの保護 家猫・小梅へ
野良猫問題を知った我々は、今目の前にいるとらが、もうすぐ出産をして、この地域にさらに野良猫を増やしてしまうことへの危機感と、とらを餌付け、微笑ましくデュエルを見守っていた無知さを痛感しました。
可愛さだけで餌をあげ、過酷な環境で暮らす猫の数だけを増やし、そしていつかはのうのうと祐天寺から引っ越していく、それはあまりにも無責任というものではなかろうか。
我々は急ぎ話し合い、とらと今後生まれる子猫を飼育できる多頭飼い可能物件を探し、爆速で契約。メス猫は、妊娠が進むと警戒心が強まり捕獲が難しくなるため、スピード勝負で事を進めました。
そして梅雨の日の早朝に、とらをいつも餌を中であげていたクレート(ちいさい持ち運び用のカゴ)で保護(捕獲)し、すぐ動物病院で精密検査を行いました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72832303/picture_pc_7a0a768f78b13828dfc6cf33df055380.png?width=1200)
然る日に保護しました
精密検査の結果、実は妊娠はしていなかったものの、子宮に異常を抱えていたことが分かり、すぐに切除手術となりました。(もしかしたらそのまま野良猫をしていたら何らかの病気になっていたかも)
数日後に退院し、我が家に迎え入れられた「とら」は、元服と称して「小梅」と名前を変え、
最初の数か月は「人間信じない」とシャーシャーしていましたが、今では立派な甘えんぼ猫になりました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72832311/picture_pc_ed635738aeef0362958012d1adb333f6.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72832603/picture_pc_7975cc3f5efb4a9cd424ba45d8a4728b.png?width=1200)
二匹目、夏目のお迎え
そしてサポートメンバーの預かり
このように、駆り立てられるまま、あれよあれよと小梅との生活を始めた我々。この時には、保護猫に関する書籍を読み、保護猫カフェにお布施を落とし、インスタで保護猫アカウントを数多フォローするようになっていました。
毎週土曜日に決まってみるのは「I love みんなの動物園」で、サンシャイン池崎の保護猫活動記を楽しみにするくらいには保護猫沼にはまっていました。
そんな我々が二匹目の夏目(♂)をむかえたのは、まあ自然な流れ。
小梅の遊び相手になってくれる積極的なオス猫をむかえよう、と思い立ち、「ペットのおうち」という里親募集アプリを通じて申し込み、保護猫活動をしている方から譲り受けました。
夏目は、奇行が目立つオモシロ猫なのですが、ここで語るのはもったいないので、また別の機会にじっくりと紹介させてもらいます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72844098/picture_pc_ae540dfe355e1ce58a4e9c2560c12ed7.jpg?width=1200)
小梅に座るのやめてもらえます?
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72832699/picture_pc_83e9f09b6a43fe59232e08046a722a9e.png?width=1200)
なおもSNS等で保護猫についての投稿を日常的に見ていた我々は、去年の冬前に、我々の家の近所で有志の人たちが子猫のいる野良猫一家を保護しようと考えている、という投稿がTwitterで流れてきました。
普通は歴戦の保護猫団体の方たちがこういった活動をしているのですが、この有志の人たちは今回が初の試みのことのようで、一度小梅を素人ながら保護している我々は、何か力になればと、その活動に参加するようになりました。
その活動によって保護されたのが、サポートメンバーの「おにぎり」と「マロ」。実は、おにぎりとマロは母娘ということが保護後にわかりました。
我が家では、この子たちの里親さんが決まるまで預かり、人間に慣れてもらって家猫になる練習をしてもらっている、というわけです。
ちなみに、この時に一家総勢で6匹保護し、そのうち3匹は里親さんが見つかり、幸せに暮らしています。
おにぎりは2月末からトライアル予定、マロはまだ里親募集中というステータスです。ご興味ある方は是非ご連絡ください。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72832826/picture_pc_2fe6b2b5096a0666f4e71c765f16b6f4.png?width=1200)
(2月下旬からトライアル予定)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72832848/picture_pc_17568b4a514ce504c42766ba5f921e51.png?width=1200)
(里親募集中)
保護猫活動と、
カンパのお願いについて
このような形で様々な偶然に導かれ、家の近所の猫を飼い始め、もう一匹猫を迎え入れ、そして気が付けば保護猫活動を行っていました。
東京をはじめ、たくさんの地域で野良猫問題が深刻化し、様々な保護猫活動団体が猫を保護し、里親を募集しています。
こうした保護猫活動は広く認知されてきましたが、もしこの投稿をきっかけに保護猫というものに興味を持ってくれる人がいてくださればめっちゃうれしいなと思っています。
また、冒頭に書いたお願い事ですが、おにぎりとマロと同時期に保護し、トライアルを控えている「九太」(♂ 6か月くらい)についてです。
久太を預かっているメンバーが、口臭を気にして今日病院に連れていったところ、以前どこかで事故にあったのか、下顎が骨折して骨が歯茎から飛び出しており、手術が必要であることが分かりました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72832905/picture_pc_5366ebf39e124a62148398ba4cf13070.png?width=1200)
手術が必要になりました
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72832962/picture_pc_a462bd2c7cbcb07a423ca07e12cc2b1f.png?width=1200)
下顎の骨が歯茎を突き破ってるとのこと
(分かりづらいですが...)
保護猫活動は、基本的には里親決定時にそれまでかかったワクチン代や避妊手術代を里親さんから譲渡費用としてお支払いいただくのですが、今回の久太の手術にはおよそ10~20万円ほど必要とみられ、基本的な保護猫の譲渡費用である3~4万円の相場を大きく超えてしまっております。
もちろん、ある程度はトライアル予定の里親さんにお支払いを頂いたり、我々で賄うことを考えておりますが、可能であれば、保護猫活動に共感していただいた方に一部寄付(カンパ)をお願いさせていただきたいと思っております。
寄付は、メンバーの一人がやっているコーヒーショップのECから受付させていただくことにしました。余裕のある方、ご賛同いただいた方、千円からでも大丈夫なので、ご支援いただけると助かります。
なお、カンパが集まらなくても、九太は治療をうけさせますので、ご安心ください。
また、もしありがたいことにカンパが集まりすぎた場合は、他の保護猫団体に寄付するなど、然るべき活用方法を取らせていただくつもりをしています。
もちろん、ただ全快を祈っていただくだけでも嬉しいです!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72833197/picture_pc_57a3a6e442947c729a71e8d0b3d6bf6e.png?width=1200)
とりあえず、猫は可愛い
だいぶ長々となりましたが、結論はこれだけです。
全ての猫は可愛いのですが、ただ単純に野良猫を見て可愛いと思うだけでは、猫のかわいさ搾取になってしまうのです。
猫様にかわいさを向けていただく、そして我々は安全な環境と美味しいご飯をご提供させていただく、
こうした、Win-Win(ニャン-ニャン)の関係を築いていくべきなのではないでしょうか。
もちろん、さまざまな視点、考え方があるので、まずはこのような考え方があるということを知ってもらえれば幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?