他者と働く_読書メモ
結論
相手の立場になったらどうだろうか?っていうことを考えることが問題解決に繋がるっていう話
簡単で当たり前だが、自分でもやれてないときもあるし改めて大事さに気づけた
そこだけをいろんなパターンで紹介されていた本だった
自分が行う行動
・何か問題が生じた時に技術的問題なのか、適応課題なのか切り分けを行う
・適応課題だった場合は相手のナラティヴを知るために、観察を行い、相手から見える自分を紙に書き出してみる
・何か相手にやってほしい時には「代わりに」ではなく「加えて」と言ってみる(ケース・バイ・ケースだが)
はじめに
問題は2つにわけることができる
・既存の方法で解決できる「技術的問題」
例:のどが渇いた→水を飲めば解決
・既存の方法で一歩的に解決できない複雑で困難な問題である「適応課題」
例:業務改善の提案を部下にしたが、やってくれない→正解のアプローチが状況によって変わる
まずはここの切り分けが大事ってこと
大体適応課題だと思うけどね
適応課題
適応課題には4タイプ存在する
・ギャップ型
大切にしている価値観と実際の行動にギャップが生じるケース
例:女性の社会進出を実現したいが、短期的に都合の良い男性ばかりで職場を固めてしまう。長期的な男女の対等な社会参画というゴールを実現するためには短期的な合理性を捨てなければいけないというギャップ
・対立型
互いのコミットメントが対立するケース
例:営業と法務で互いのコミット、役割を遂行するためにぶつかる
営業は短期業績の達成、法務は契約に問題がないように遂行する
・抑圧型
言いにくいことを言わないケース
例:既存事業に先行きがなさそうだが、撤退できないなど
(クソゲーだとわかっているが、開発が止まらないケースもこれ)
・回避型
痛みや恐れを伴う本質的な問題を回避するために、逃げたり別の王道にすり替えたりするケース
例:職場でメンタル疾患を抱える人が出てきた時に、ストレス耐性のトレーニングをする
4つに共通しているのは人と人、組織と組織の関係性の中で生じている問題だということ
あるある
ギャップ型はよくわからん
対立型は相手のナラティヴ(後に出てくる)を理解できる人がいればいい方向に進める
抑圧型は愚痴が多くなる
回避型は物事の本質改善してないから違う事象が発生する
適応課題を解決する上で必須の要素「ナラティヴ」
「ナラティヴ(narative)」とは物語、つまりその語りを生み出す「解釈の枠組み」のこと
何故適応課題が生じるのかというと互いのナラティヴが違うため起きる
例:上司は部下に仕事ができるようになってほしいから指導するというナラティヴがあるが、部下からするといつもきつく当たってくる嫌な上司という解約の違いが生じる
つまり適応課題はお互いのナラティヴの違い、溝によって生まれるんやな
ナラティヴの溝に橋をかけるために行うこと
1.準備「溝に気づく」
相手と自分のナラティヴに溝(適応課題)があることに気づく
2.観察「溝の向こうを眺める」
相手の言動や状況を見聞きし、溝の位置や相手のナラティヴを探る
3.解釈「溝を渡り橋を設計する」
溝を飛び越えて、橋が架けられそうな場所や架け方を探る
4.介入「溝に橋を架ける」
実際に行動することで、橋(新しい関係性)を築く
自分の解釈の枠組み(ナラティヴ)を一回置いて、相手を観察する
相手の立場から見て自分はどう見えるかを眺める
どうすれば相手と新しい関係性を築けるか具体的行動を考える
具体的行動を実践する、失敗したら観察からもう一回考える
あとは延々と例がケーススタディ的に例が載っているだけだった
おしまい
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