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【#15】 映画『オペレーション・フィナーレ』


こんな方におすすめ

・歴史好きな方
・第二次大戦後の世界情勢に興味がある方
・アイヒマン裁判の裏側を知りたい方


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オペレーション・フィナーレのクレジット(監督・キャスト)

監督:クリス・ワイツ
主演・出演:オスカー・アイザック/ベン・キングズレー/メラニー・ロラン/リオル・ラズ/ニック・クロール/ヘイリー・ルー・リチャードソン
再生時間:122分
公開年:2018年


あらすじ

元ナチス親衛隊将校アドルフ・アイヒマンを追跡するイスラエル諜報特務庁の諜報員たちの実話をもとに描いた歴史ドラマ。

1960年。イスラエル諜報特務庁は、ナチス戦犯アドルフ・アイヒマンがアルゼンチンで発見されたとの情報を得る。

諜報員のマルキンらは、アイヒマンを捕獲して秘密裏にイスラエルへ連行するべく、アルゼンチンに潜入するが……。

映画.com

オスカー・アイザックとベン・キングスレーの掛け合いに注目!

オスカー・アイザックといえば、『スターウォーズ』の新シリーズ3部作にて、ポー役で出演し最近注目を浴びている俳優です。

また、ベン・キングスレーも『ガンジー』『シンドラーのリスト』などの数々の名作に出演している俳優です。

共に演技派俳優なだけあって、二人の会話シーンだけでもお互いの心情がよく現れていて非常に面白いです。

第二次大戦後の南米の情勢がわかる作品!?

この作品は、史実を元にしているということで、当時の情勢時代背景が描かれているのも魅力の一つではないでしょうか。

アドルフ・アイヒマンは、アルゼンチンで潜伏しているところを発見されてしまいますが、なぜアルゼンチンで潜伏していたのか、

それは、アルゼンチンが第二次大戦後元ナチス党員を中心としたドイツ人の主な逃亡先になっていたからです。

そして、アルゼンチンやブラジルなどでは、ドイツ系移民が政府に対して一定の力を持っている所もあったそうです。

なので、アヒマンを追っていたはずの主人公たちイスラエル諜報特務庁(モサド)が最終的には、アルゼンチン政府に追われる立場になってしまいます。

この映画を見ることによって、当時の複雑な情勢が少しでも理解できるのではないでしょうか。

また、劇中では、アイヒマンの潜伏先のアルゼンチンにて、

アイヒマンを支援している人が、ドイツ人の集会で周りにユダヤ人排斥を訴えかけていているシーンがありました。

そこで、周りのドイツ人は支援者の訴えに感化され

「ユダヤ人を石鹸に!!」 「ジークハイル!!」

と叫ぶというものです。

なかなか、恐ろしい光景ですよね。

戦後10数年たったこの時ですら、ナチズム的な考えは完全には消滅していなかったのです。

もしも、主人公たちの尽力も虚しくアイヒマンが裁かれることがなければ、歴史は恐ろしい方向に変わっていたかもしれないですね。


最後まで、読んでくれてありがとうございます。少しでも、共感できたところがあったり見てみたいと思ったら、スキやフォローお願いします。
それでは、また明日!


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