[詩]穏やかな孤独感

一人暖かい部屋の中
窓辺に座って
机には暖かい紅茶と紙とペン
手にはスマートフォン
溶け残った雪を眺めながら
良い言葉を探して
良い文章を書こうとしている
私を取り巻く今は
とても孤独な世界で
何かを生み出す苦しみはあれど
確かな歩みと
今日までの思い出と
沸き起こる様々な感情が
胸の奥を震わせて
闘いに赴く戦士のようで
子を慈しむ親のようで
この気持ちがあるだけで
孤独であることが心地よい

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