アガパンサスと紫陽花
先週の急な猛暑の日々を、やや涼しくなったので窓を全開にして今思い出そうとするが、あまり思い出せない。暑さは思考を停止させるようだ。本来なら、もう少し、しっとりとした梅雨の花をいくつかご紹介したかったが、遅れてしまった。
梅雨期からいっぱいに傘を広げている、アガパンサス。
晴れの日なら、涼しげな日傘、といったところ。
こんな高温多湿な時期でも虫がつきにくく、庭に植えてもボリュームが出せるので優秀な植物だと思う。
好きな7月の花の一つで、特に白は美しい。
昨年秋から、白の球根を鉢植えで育てた。最終的には1m位まで大きくなり、50mmレンズでは狭いベランダからは上手く全景が撮影できなかった。
紫陽花もアンティークカラーに変化し始めたようだ。
しかし、雨上がりの庭に出ると大抵、蚊の猛攻撃に合う。じっくりファインダーを覗いて、マニュアルピント合わせは、避けたいところ。
蚊除けスプレーを吹きかけ、フードを被り、コンデジで逃げるように撮影する。言い訳のようだが、紫陽花は、ピントがまろやかな方が雰囲気はいいと思う。
今日は、フランスのアンティークボトルラックを選ぶ。
先週の猛暑で出遅れたので、その間にアガパンサスはやや終わりに近づき、花がだいぶ取れて寂しくなってしまっている。今のありのままの自然の姿を受け入れよう。
もう、蚊は追ってこない。ゆっくりと時間をかけて花をいけ、ファインダーを覗いた。
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