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セカンドハウス 『静寂の庭劇場』

セカンドハウスの引き渡しが無事終わり、すぐに4月を迎えた。
庭のヒメシャラも芽吹き始め、野鳥のさえずりだけが長閑にこだましている。
本日は、手を入れる前の庭の話。

1月の内覧時は、ヒメシャラの大木の落ち葉の間に、日本水仙がポツポツと。その後2月から3月は純白の猫水仙(白房水仙)から黄色のラッパ水仙に自然と交代していった。
庭の隅には、鹿のフンと、木肌が剥げた幹あり。
暫くここの来訪者は、動物ぐらいだったのだろう。

1月:日本水仙

前回も話したように、このフロントガーデンは暫く植栽はせず、草刈り程度にして自然に任して見守るつもりだ。
多分植栽や畑にしても、きっと動物達に遊ばれるだけ。
抗うことなく『どんな植物が生えてくるか劇場』を珈琲を飲みながら、リビングから見守ろう。

庭を眺めて珈琲

そして今。
4月初めは、厚く積もったヒメシャラの落ち葉の間から、スミレが可愛く顔を覗かせている。何と可愛らしいことか。
踏み潰してしまわないようにと思うが、ここでのバレリーナのような爪先歩きは、困難極まりない。

4月:スミレ

構わずその先をザクザクと落ち葉を踏み締めていくと、『おおっ』と思わず唸ってしまった。浦島草の群生だ。
大勢の浦島太郎さんが釣り糸を垂れている。
その圧巻の様子がこちら。

4月:浦島草の群生

さて、西側の庭には、キウイの棚がある。
暫く手入れされていなかったのか、1月は蔓が朦々と絡まったままだった。
3月末に引き渡しを済ませたあと、気になってキウイの剪定期を調べたら、1月から2月。剪定が遅れると、木にダメージが出るということ。
4月の初めの週にはもう新芽が出始めており、『ああ残念、手遅れだ』。
しょうがないが、こちらも一年間まずは見守ろう。

キウイの棚

その他、東側の庭には植栽されたいくつかの花木類。
夏蜜柑は、鳥達のお食事どころで、実には大きな穴が空いている。
その他、痩せた蝋梅、梅など。
倉庫に梅干しを干すためのザルがあったのは、そういうことだったのね。

現在、玄関前はドウダンツツジが綺麗に咲いて、お迎え。

4月:ドウダンツツジの花

そして、北側には植栽ににちょうどいいサイズのバックヤードがある。
この土地に合う植物、日当たり、動物の食害等々、数年やってみないとわからないことも多いので、まずは植栽を『施す』ではなく『試す』というスタンスで取り掛かろう。
今年は4月、5月の植えどきを逃さず、まずは少し計画してみようと思う。

残置物の処分や室内掃除と色々あって、実は何からやっていくべきかと悩ましいところでもあるが、こうして建屋の際などから新芽があちこちで初めている。
自然は、待ったなし。
お手柔らかにお願いしたいものだ。

4月:芽吹き始めた

追記

カメラの話。
こんな時が来るとは思わなかったが、ついにフルサイズカメラもミラーレスカメラも手放した。
軽快に動きたかったし、今の発信スタイルから考えると大きなものはいらなくなった。もうまろやかなボケや撮れ味など、そこまで気にしない。
というか、写真に関しては、GRⅢが優秀で十分満足している。
動画機導入もかなり悩んだが、やはり携帯との併用は面倒。
そしてLeicaM4だけは、残した。
写真、動画、フィルム写真と役割を分けたかったのだ。

最近の私のカメラ事情





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