気嵐から始まる2023
あけましておめでとうございます。
元旦の朝は、いつものようにポケットにGRⅢを入れ、海岸へ向かった。
マスクをしているとメガネのレンズが曇って仕方がなかったので、あえて『メガネを外すとこんな風に見える』という写真。
ひとしきり初日の出を拝んだ後、岸壁に上がりいざ帰ろうとしたら、水面から水蒸気が。慌ててまた砂浜へ走り出て、『気嵐』の撮影。
数年前まで『けあらし』は、寒い地域だけにみられるものだと思っていたが、相模湾でも気温が低い早朝に現れるので、出会えた朝はとても嬉しくなる。
なんとも幻想的。
シャッターを押す指が段々かじかんできて、カメラのレンズが出たり入ったりジージーと音を立てる。もうこれが寒さの限界、と海岸を後にした。
帰宅すると暖かい部屋で猫が朝日を浴びていた。
あれ、真っ白。
冷却されたGRのレンズが暖かい部屋で一気に曇る。
なんとなく、ふんわりした写真となった。
本日、noteを書き始めて、1年のバッジが届く。
1昨年までSNSに気持ちが縛られており、自分のいい加減なペースで書けるnoteはとても有難い。そして、noteは、それぞれ撮るまでの過程や思い入れまで伝えることができる。
カメラに関しても、『作品』を意識して撮らねばと気負ってしまい、時折嫌になることもあった。しかし、パッとさっと取り出せるGRⅢで『記録目的』へ段々移行し、noteの文章と組み合わせることで新たな愉しみも生まれた。
これからの2023年、真っ白なnoteに何が描かれるか、自分でも楽しみだ。
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