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鎌倉古民家店めぐり 由比ヶ浜から長谷

今年になって観光客の増えすぎた鎌倉にすっかり足が遠退いていたが、そろそろ美味しいお蕎麦が食べたくなってきたので、先日友人と出掛けた。

藤沢方面からは平日でも海辺は混雑するので、鎌倉山越えが快適。
いつもの通り市役所の横に出て、予定していたコインパーキングの前まで行ったところで、ああ。。
駐車場だったところにマンションが建設され始めていた。

鎌倉は、公共交通機関を推奨しており、大きいパーキングが少ない。
宅地転用の数台止められる小さなパーキングが点在。
その後あちこち見てみたが大体、平日で2000円から2500円が相場らしい。
本日の散策に適した妥当なところで駐車した。

六地蔵から由比ヶ浜大通り出る。
まず、THE BANKは健在。ほっとする。
ここ半年から一年の間に古くからのお店が少しずつ変わっている鎌倉。
現在、新旧混在状態だ。
ふと反対側を見るとウインドウ越しに美味しそうなパンが並んだ素敵な古民家カフェあり。

パンとエスプレッソと由比ヶ浜商店さん

由比ヶ浜のお蕎麦屋さんの予約時間まであと20分だったが、あまりに暑かったのでまずは一服。

パンとエスプレッソと由比ヶ浜商店さん

ここが昔何のお店だったか思い出せず、伺ったところ、前はお酒屋さんだった。そうだ、そういえば。
素敵にリノベーションされて、奥にはテラス席もあり。
本日の古民家商店巡りの始まりだ。

そして、お蕎麦屋さんのある由比ヶ浜まで歩く。もう少しさっさか歩ける距離だが、暑さと湿気で足どりが重かった。

そしてお蕎麦屋さんに予約時刻に無事到着。
こちらも古民家を改装したお店で、以前から時折会食で利用している。
初めて誘った友人が『京都とは違う、鎌倉らしさがある』と言っていた。

松原庵さん

お昼のランチを注文してまずは前菜。
車でなければ、一杯共にしたかった。

前菜

そして手打ち蕎麦と季節の野菜天ぷら。

お蕎麦と天ぷら

友人と会食するときは、やはり味と雰囲気が間違いないお店が重要。
あの日は、とうもろこしの天ぷらが何と甘くて美味しかったことか。
半月体調を壊していたが、ようやく美味しいものが食べられる喜びに浸った。
ごちそうさまでした。

松原庵さん

さあ、ランチの後は長谷駅方面に向かって予定していたお店巡り開始。
いずれも、徒歩7分以内に点在。

artique鎌倉 さん

フランスアンティークのお店で、前から一度尋ねてみたかったお店だ。
店内撮影禁止なので写真はここまで。
入り口で呼び鈴を鳴らし、スリッパに履き替え店内へ。
古民家のふすまや仕切りを取り除いた開放感のある店内に『あれも欲しい、これも素敵!』だらけのアンティークが沢山並んでいた。

じっとしていても汗が吹き出すような日。
エアコンがなかったのは予想外だった。
自ずと決断力が鈍り、とうとう何も購入せずこの日はお店を後にした。
もう一度、涼しくなって秋に出直します。。

続いて、長谷駅の踏切を渡り、狭い住宅街の路地を進んだこちらのお店。
伺う際は、『電話予約が必要』となっていた。
古民家+自転車という風景はこの辺りでは定番らしい。

BELLURIA鎌倉店さん

こちらは、ハンドメイドアクセサリーとお洋服のセレクトショップ。
まず洋服のセレクトがあれもこれも自分趣味と合致していて、びっくり。
鎌倉にもこんなお店があったとは。。。
友人も以前から欲しかったトートバッグを購入し、大満足だ。

そして何と言っても、市松さんのハンドメイドアクセサリー。
お店の方から、地金から打ち出して作るという製作工程と市松さんの物づくりに関する思いなどを伺って、惚れ込んでしまった。
唯一無二のオーダーメイド。
いつか自分への贈り物にしてみようと思った。

市松さんのハンドメイドアクセサリー

その後、小雨も降り出し湿度100%。
ここで本日の予定の本日の鎌倉古民家店ツアー終了。
最後は暑さに耐えかねジェラート屋さんに駆け込み、クールダウン。

そして雨も止んだところで、長谷駅から和田塚のわずか2駅乗車で私たちは振り出しに戻った。


コロナ禍を経て、鎌倉のお店もだいぶ変わってきている。
古くからあった観光客相手のメイン通りのお店だけでなく、こうした住宅街の古民家を改装したお店が増えてきている。
鎌倉は京都の町屋のような独特な雰囲気があるわけでもないが、外観を全く新しくするよりは、こうして古民家をリノベーションすることで昔ながらの街の景観が保たれる。
『海辺のおばあちゃんの家』を訪ねるような、どこか懐かしい雰囲気はいつまでも残っていて欲しいと思う。

本日もGRⅢで撮影



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