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春球根の愉しみ ヒヤシンス

毎年、クリスマス、お正月、お正月明けとそれぞれに合わせ、短い期間に目まぐるしく花を替えて飾っていた。
暖房の効いた部屋では乾燥が激しく、梅などの枝物の花も開花するが、外の梅のようにゆっくり外気温で開花しないので、瑞々しさに欠け美しくない。また、凛とした日本水仙はお正月には欠かせないものの、葉に『毒』があるため猫が悪戯しては大変。残念ながら飾ることができない。

だったら今年は『そんなに短期間の行事に振り回される事はないかな』と思い、冬から春は球根植物をゆっくり愉しむ計画に替えた。
バルコニーに置いてリビングからゆっくり開花するのを愉しむ法。

まずは、お正月前に紫のヒヤシンス球根の鉢を購入し、苔使い、植木鉢に植え込んだ。枯枝を加え、冬の装いに。時折、外に出て冷たいツンとした空気の中、春の香りに浸る。

ヒヤシンス

なんかいい感じだったので、色々な容器をコンテナにして使ってみることに。こちらはアンティークのケーキ型。
色々な容器、と言っても鉢植えの場合、根腐れにならないよう『排水穴』はできるだけあけておきたい。
無理かなと思ったら、キリとトンカチで排水の穴を開けることができた。

アンティークのケーキ型に穴を開ける

苔シートをお正月前に沢山購入していたので、今度はまだ芽を出し始めた球根をポットから出して苔で包み、植え込む。

ヒヤシンスの球根を苔で包む

海岸で拾ってきた石とリースに使っていた蔓で装飾。

石と蔓で装飾

なかなか可愛い。イースターでもいけそうだ。
勢いに乗ったついでに、紅茶缶にも穴をあけてエケベリアを植え込む。

リビングからの眺め

毎朝、カーテンを開けて、少しだけ伸びた芽を確認する。
そんなゆっくりした時間感覚が今の自分には合っている気がする。

ほら、昨年咲かなかったスノードロップの花芽が伸び始めてる。

春球根は素敵。
こんなに寒いのに、小さな球根の中に沢山の夢が詰まっている。

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