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暮れの断捨離と静物写真

クリスマスが過ぎたら、坂道を転がるように日々過ぎていった。
今年は、本格的な正月花もいける気がせず、鏡餅も用意していない。
今日で2022年が終わる。

今年は、何かにつけて『終わり』を意識しながら仕事をしてきたように思う。特に後半は、これまで関わってきた様々なことについて取捨選択し、自分の中で一旦ケジメをつけたくなった。
真っ白になって新年を迎えたい、という気持ちの現れであろうが、その『何か』は全く見えにまま、時間は過ぎてゆく。

そんな暮れも迫った中、八百屋さんで美しい『ロマネスコ』を見つけ、一目惚れ。久しく記録撮影以外にカメラを動かしていなかったが、それをきっかけに3枚の静物写真を撮ってみた。

ロマネスコ、ガーリック
洋梨
レモンと綿の実

私は、花にせよ、果物にせよ、『植物由来の美しいもの』に心が動く。
気持ちが下がっていても、どうもそれに関しては、変わらないようだ。
きっとこのまま気負わず、ジャムを作るように心が動くものを煮詰めていけばいいのかもしれない。

さて、気持ちの上ではどうにもさっぱりしないので、2日かけて物の整理をすることにした。20年くらい不用品が溜め込まれた押し入れの中を一掃。
断捨離は一つ一つよく見ていると進まないもの。
しかし、その中にたまたま開いた古い書類ケースの中からお宝が。

90年代のAir France機内食のメニュー表

90年代のAir France の機内食のメニュー表。今となっては30年前のビンテージ。何しろ表紙が美しいボタニカルアートだ。
確か行きはエコノミークラスで小さい方。帰りはギリギリのチェックインで満員となっていたため、ビジネスクラスだったから大きい方。
早速、額に入れて飾っておいた。

いよいよ大晦日の夜。
まずは、美しいボタニカルアートでも眺めて時間旅行したいと思う。

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