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時間旅行

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アンティーク、珈琲、レトロな喫茶店、クラシック建築など。心地よい時間の過ごし方、古くて美しきものへの時間旅行
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#カメラのたのしみ方

短い夏の時間旅行 NIKKO KANAYA HOTEL

暑中お見舞い申し上げます。 さて、今年も日光金谷ホテルにてランチをいただいてきました。 昨年の記事はこちら。 前回は、車移動でしたが、今回は電車利用です。 しかも、神奈川西部より日光日帰り。 一体、なんの電車に乗ればいいのやらと調べたら、東武特急、JR新幹線、JR特急と3つの方法があります。余計に迷ってしまいました。 そして今回は時間の制約があり、東武特急を選択しました。料金も一番安かったと思います。 東武特急乗り換えの北千住駅へ行くために、上野から途中初めての常磐線に乗

5月の古民家だより

毎月一度、友人の移住先の古民家を訪ねている。 庭や畑の手伝い、お昼は炭をおこして庭で食事。 私は、午後の珈琲。 今月の豆は、鎌倉のディモンシュさんのホンジュラスを選んだ。 硬い豆で一気に挽けず、5名分のハンドミルは休み休みの作業となった。 そして、最初の一口。 今までに味わったことのない、なんとも言えない独特な香りと味が一気に口の中に広がった。 友人は、一昨年より二拠点生活から定住になった。 庭や家がだいぶ整い、最近行く度に少しづつ目に見えて変わっている。 元々、あった納

銀座七丁目花椿通り 椿屋珈琲銀座本館

銀座へ行ったらなら、ここに立ち寄ることが多い。 椿屋珈琲さんにはいくつか店舗がありますが、やはりこの本店が一番好き。 正確な店名は、『銀座七丁目花椿通り 椿屋珈琲銀座本館』。 かつてこの通りは『花椿通り』と呼ばれていたそう。 銀座通りから一本入り、階段を上がった2F、3Fのお店。 入り口の間口が狭く、うっかり見落としそうです。 ですが、珈琲店はこのくらいの方が落ち着いていいと思う。 大正ロマンを思わせる落ち着いた内装。 ステンドグラスやウエイトレスさんの衣装も好き。 着席す

カフェ アンセーニュ・ダングル

カフェ アンセーニュ・ダングルさん。 本日は、ここ数年行けてないカフェの中で、もう一度行ってみたいカフェをご紹介します。 いくつか写真がパソコンから見当たらなくなってしまい、過去をめくって掘り出すのに時間がかかってしまいました。 ネガを探せばいいんですが。。。 自由が丘店は、東横線の駅からいくつかの路地を曲がり、東急大井町線の線路沿いのお店です。こちらは、写真関係の用事で自由が丘へ行き来していた際に、よく立ち寄っていたカフェです。 こちらもカウンター席は気が引けてなかなか座

鎌倉 RONDINO

鎌倉へ行ったなら、駅付近ならこのカフェ、長谷寺付近ならココ、北鎌倉ならココ、みたいに立ち寄るカフェは大体決まっている。 御成町商店街の入り口近くのRONDINOさんは、『いつもここにある』という安心感で、返って通り過ぎることが多かった。しかし、2020年11月一時閉店された時には、流石になんともいえない物悲しさがあった。 その旨SNSで投稿したところ、いくつかの反応があり、皆そう思っていたんだと改めてその大切さに気がついた。 その後、程なくして再開のお知らせがあり(これもS

神保町 ミロンガ・ヌオーバ

アナログのフィルムカメラLeicaM4 を手にしたのは2017年秋、だった。 それまでデジタル一眼レフ+単焦点50mmレンズで、花ばかりを被写体に撮ってきたので、少し違う被写体に替えて気分転換をしたかったのだ。 ポートレートは、絶対ありえない。 まずはストリートを撮ろう。レンズは、カメラと同年代のsummaron35mmを選んだ。そして、ストリート出たら必ず途中寄り道するのは、カフェや喫茶店。 現在、2022年冬。 ここ約2年ほどカフェ巡りも控えてきた。 久しぶりにこれま

熱海 BONNET

2018年9月。この日は、熱海の美術館を尋ねる前の街歩きだった。 目指すは、昭和27年創業のBONNET(ボンネット)さん。 レトロな喫茶店紹介記事を読んで、ワクワクすることこの上なかった。 それまで熱海は、南伊豆への通過点で、特に駅構内から出たことはなかった。駅前のお土産屋さんが立ち並ぶ商店街には若い人も沢山いてとても賑やか。googleマップをたよりに、古い温泉街の名残と新しいマンションが交互する街並みを海に向かって坂道を降ってゆく。人通りもまばらになり、段々不安になっ