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時間旅行

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アンティーク、珈琲、レトロな喫茶店、クラシック建築など。心地よい時間の過ごし方、古くて美しきものへの時間旅行
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#美術館

短い夏の時間旅行 NIKKO KANAYA HOTEL

暑中お見舞い申し上げます。 さて、今年も日光金谷ホテルにてランチをいただいてきました。 昨年の記事はこちら。 前回は、車移動でしたが、今回は電車利用です。 しかも、神奈川西部より日光日帰り。 一体、なんの電車に乗ればいいのやらと調べたら、東武特急、JR新幹線、JR特急と3つの方法があります。余計に迷ってしまいました。 そして今回は時間の制約があり、東武特急を選択しました。料金も一番安かったと思います。 東武特急乗り換えの北千住駅へ行くために、上野から途中初めての常磐線に乗

楕円の曲線美 松濤美術館

休みなくその『谷』に多くの人が往来し、空気も澱んだこの場所を通過することを考えただけで気分が重くなる。 半分息を止めたかのような感じで、勢いつけて人の海を掻き分けながら交差点を渡る。 風渡る郊外での仕事や暮らしが長くなると、若い頃は『胸躍る街』も今となっては『とにかくこの場から離れたい』という場所になってしまった。 『人混み嫌だなあ、遠いな』と思いながらも年に何度かはコンサートやギャラリーに訪れていた『東急Bunkamura』も改修工事に入り、時代の移り変わりを感じる。

癒しの森の美術館 POLA MUSEUM OF ART

8月は、暑すぎて、仕事も辛かった。 行きたかったところ、やりたかったことも殆ど手につかず、楽しかった思い出は、7月でプッツリ途絶え、今思い起こせば何をしていたかも覚えていない。フィルムカメラのロールも止まったまま。 さあ、9月。活動開始だ。 早朝からR134から西湘バイパス経由、箱根方面向かう。 海の色も夏の煤けた水色から、少し澄んだ緑味を帯びた色に変わっている。 夏休みも終わった週末は渋滞もなく、快適なスピードで蛇行するR1を登る。 流れる車窓からは、夏の名残の百日紅の

ソーダ水の向こう 神奈川県立近代美術館 葉山館

多分今日なら大丈夫そう。 R134を東へ走る。 いつも混雑してうんざりの七里ヶ浜のカレー屋の前も、ほぼ滞りなく通過。 休日は、このルートは走らないのが鉄則。 これなら会館前に間に合うだろう。 江ノ島、由比ヶ浜、材木座、逗子海岸と人手はまだ少なめ。 平日朝の海岸は、ほぼローカルな人々の時間帯。 信号待ちで、風に揺れるカラフルな海の家のパラソルが目に映るが、映像をみているようで、自分とは無縁な世界だな。と思う。 渚橋交差点を過ぎると、道が細くなる。 バスが来るとすれ違いに注意