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呼吸が浅い人の共通点 後編

前回は、横隔膜の動きが悪くなる原因の
一つ、肋骨の歪みを解析しました。

今回は、残り2つの原因を明らかにします。

横隔膜の動きが悪くなる理由の二つ目は
胃腸の冷えです。

物理の熱膨脹と冷収縮の原理のごとく、
胃腸を冷やすと、お腹が硬くなります。

冷たいものを食べたり、飲んだりすると、
内臓の血管や筋肉が収縮し、気血水の
流れが悪くなります。

内臓の動きが悪くなると、内臓の内外の
あちこちにガスや水が溜まります。
そうすると、お腹にポチャポチャ、
ゴロゴロ、グウグウなどの振水音(しんすいおん)、
腹鳴がよく聞こえるようになります。

また、お腹を触るとシコリや塊りが
あったり、刺痛や鈍痛を感じたりします。

内臓の血管や筋肉が収縮し、気血水の
流れが悪くなれば、内臓に挟まれた
横隔膜の動きも当然悪くなります。

その結果、心臓の熱がうまく下半身に
伝わらず、胸部以上の上半身に籠り、
「上熱下寒」の状態に陥ります。


冷えは万病の元、その一理はここにもあります。


そして、横隔膜の動きを邪魔する3つ目
の理由は、飽食です。

横隔膜のすぐ下にあるのは、
左側が胃袋、右側が肝臓。

食べ過ぎで息が苦しくなった経験は
誰にでもあるはずです。

それは、胃袋がパンパンに膨れた状態だと、
その上にある横隔膜の上下運動が悪くなり、
それによって肺の動き幅が小さくなり、
肺活量が低下するからです。

また、飽食により、脂肪肝や肝硬変になると、
硬くなった肝臓も横隔膜の動きを妨げます。

太っている人のほとんどは
呼吸が浅い。その理由の一つはここにあります。


もちろん、上記3つの理由以外にも、
緊張や怒りなど情緒の激しい
浮沈みによる内臓の緊張や、前かがみの
姿勢など、横隔膜の動きを悪くする要因は
数々あります。

あなたには、当てはまる事柄がありますか?


つづく♪

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