結婚するとか、子供の有無、ひたすら創作して充実するとか、色んな幸せの形がある♡
犬養道子さんと石井桃子さんが繋がってたのを思い出して、今さら感謝したこと♡色んな幸せの形
先日お客様から教えて頂いた「お嬢さん放浪記」を楽しく読み終えました。
そのタイトルからして、彼女が19歳くらいの頃の話かと思い、その人間力に圧倒されてドキドキしましたが、27歳からの9年間の話だったということで、ちょっと納得。
とはいえ、語学力、教養、行動力、社交性すべてにおいて、27歳だった頃の自分と比べると溜め息ものなのです。
当時の私は同じように海外にいても、恋愛や人間関係でバタバタしていて、本当にダメダメだったので。
この素晴らしい著書のことをもっと知りたいと思いつつ、他の小説はキンドル化されてなかったり、廃版だったりと、あまり色々な情報が見当たりませんでしたが、
こんな投稿を見つけました。
彼女の本からの引用のようです。
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「幸福のリアリズム」という本からの引用だそうですが、私のお客様や読者の方にはピンとくる内容ですよね!残念ながらキンドル版がないので、海外在の私には読めないのですが、読んだことがある方は感想を教えてくださいね。
一度でもご結婚されていたのかは分かりませんが、60代半ばでパートナー探しをされていたといこと。今の時代では驚かないけど、なかなか興味深いです。
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注文が多くて見つからない。。。笑
超裕福だったり、ビジネス成功している私の同年代の独身の女友達も、まさにここでつまづいていて、面倒くさくなっちゃてる様子なのでよく分かります。
でも、結婚しなくてもパートナーがいなくても、十分すぎるほど幸せだったはず。社会貢献もされ続けて、たくさんの人たちに慕われていたのではないでしょうか。
そこで、ふと思い出したんです!
犬養道子氏がまだ子供だった頃、自宅に遊びに来た石井桃子さんが「プーさん横丁にたった家」の原書を、翻訳して読み聞かせてあげたことがきっかけで日本語版が生まれたこと♡
そして私自身は、石井桃子さんが訳してくれた数々のイギリス文学に心を奪われ、もしかしたら今ではもう日本で手に入らないかもしれない、ポプラ社のエリナー・ファージョンの作品の数々に影響を受けたことが、学生時代のロンドン留学の決め手になったひとつでもあるんです。
ファージョンの魅力はたぶん一部の人にしか分からないと思うし、和訳にするのも超大変だったと思うのですが、石井桃子さんはそれを見事に仕上げてくださり。。。素晴らしい名著の数々が廃版になってしまうのが本当に残念。
19歳の私はイギリス南部で、クマのぷ―が生まれた森や、エリナー・ファージョンの世界を歩き回りながら感動して、石井桃子さんに感謝の手紙を出したところ、ご病気の身でありながら大変優しいお返事をくださいました。
犬養道子さんの自宅に行かなければ、すんなりプーと出会うこともなく、私はプ―に魅了されることもなく(ディズニー版となってしまったイギリス文学のキャラたちは苦手なので)、イギリス南部のあの森を散策することもなかったのかなぁ。。。
なんて思うと、改めて感慨深いです。
石井桃子さんも、エリナー・ファージョンも最後まで家庭を持たなかったようですが、創作を続けながら幸せだったに違いなく、時代の状況ということもありつつ、人の幸せって本当にそれぞれなんだなと痛感します。
*個人セッションの再募集は6月になります♡
応援ありがとうございます♡