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【詩】玉音

もう命を捨てる必要は無いと放送が流れる。
一度捨てた命の使い方を俺たちはわからなかった。
なぜ神は俺たちの前から姿を消したのか。

運命なんてものは簡単に転がっているもので
真実はそれよりはるかに遠い。

完全に麻痺した感覚の中で
俺たちの道徳心はさらに歪んでいった。

存在意義を奪われた後の、奇妙な興奮状態のまま時間だけがいたずらに過ぎていった。

時代が変わることを受け入れられない者、
取り残された者たちが叫ぶ。
カエシテクレ

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