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【植物紹介】ディッキア

これまでは花が咲いて綺麗な植物を紹介してきましたが、本日は少し趣向を変えて野趣溢れる無骨な雰囲気が魅力の植物をご紹介します。

ディッキアという南米原産の植物です。
ブロメリア科の植物でパイナップルの仲間だそうです。
言われてみるとなんとなくパイナップルの面影があるような、無いような笑

棘のある植物と言えば、バラやサボテンが有名ですが写真をご覧いただいて分かる通り、肉厚な葉の側面に強い棘があります。

この棘、想像以上に強力で基本的に素手で植え替えなどができる植物ではありません。
軍手必須です。
むしろ軍手だと縫い目に棘が引っかかって面倒なので、作業用手袋的なものがオススメです。

上から見ると分かりやすいですが、歯に棘の模様が転写されています。
この模様が綺麗に出ているものに私は結構魅力を感じてしまいますね。

ディッキアは近年、東南アジアなどで盛んに品種改良が行われており、沢山の品種が日本に入荷されています。
※もちろんアメリカなどでも育種家が沢山いると思います。

写真の個体は国内で品種改良された株で、マルニエルラポストレイ×BBBという2種が掛け合わされています。
※マルニエルラポストレイ=白いディッキアで代表的な原種
※BBB=ブライアンチャンという有名な育種家の作出した品種

そんなディッキアですが、性質は非常に頑強です。
自生地は乾燥していて、暑く、とても日差しが強い。
そんな環境ですので、かなりお世話をサボってもそうそう枯れることはないです。
ただ、寒さに晒すと一気に弱る可能性がありますのでご注意ください。

ちなみに強光でないと育てることができないかというと、そんなこともなく、明るい窓辺でLEDなどを用いて補光してあげれば充分室内でも栽培できます。
うちでは年中屋内栽培ですが、子株も出て順調に育っています。

成長はあまり早くないので、草姿も大きく変化しません。
無骨な雰囲気の植物が好きな方にはとてもオススメです。
一人暮らしの男性にも良い相棒になってくれる植物かもしれません。

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