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言葉が通じない瞬間。

『えっ。そういう意味で言ったんじゃなかったんだけどな…。』というシチュエーション。

けれど、言い直すほうがまどろっこしくて、そのまま何となく流してしまうほうが無難なときもある。


4月から違う職種の方と一緒にお仕事をするようになって、言葉の誤解釈が更に増えた。さすがに悲しくなったので原因を考えてみた。

友達同士であれば適当にやり過ごしてもあまり問題にはならないが、仕事で、かつ、まだ数回しか会議で会っていない人からすれば、『あのひとめんどくさい』って思われるんだろうな。なんて。もやもや。


誤解釈の原因はおそらく、私自身の言葉選びに加えて、相手の業界用語を理解していないから。


私もまだ社会人になりたてで、自分のいる業界の言葉がどこまで染み込んでいるか自覚しにくい。そして、仕事柄他の業界の方とあまりお話する機会はないため、いわばその業界の言語を知らない。

日常でいう善意と悪意と、法律上でいう善意と悪意は、同じ文字面をしているくせにまったく意味が違う。きっと、これに似たようなものなのだろう。


加えて、私が、私のままの言葉選びをしていることも原因なのかと、振り返ると思えてきた。

昔の恩師からは、独特の言葉選びをしていると評されたことがある。(おそらく読み漁った本のジャンルに起因するものだが、後悔はしていない。)


つまるところ、「一般の(!)、普通の(!!)、よりジェネラルで(!!!)、相手の業界の言葉に寄り添った表現」をしないと、意味が誤解されうるということだ。

なんてハードルの高いこと!!!


これならいっそ英語で話したほうが楽なんじゃないか。語彙と表現に未熟さがある分、よりシンプルで削ぎ落とされた表現になる。これならもう、誤解など生むまい。

と思って、打ち合わせのノートを英語でとったりしてみたけれど、発言は日本語なのでもちろん効果なし☆


会議出席者の職位を考慮したら、なおさら相手を不快にさせてはいけない。正直なところ、「沈黙は金」をかかげて黙っていたいくらいだ。

発言しなければその空間にいる意味はないという考えももちろん理解できる。けれども、場の空気を壊してまで存在をアピールしたいわけでもない。むつかしい。


しばらくは、相手の言語を理解することで精いっぱいになりそう。

外国で英語が通じないよりも、日本で日本語が通じないほうがショック。でも、きっとそんなもんなんだろうなあ。

吸うべき空気を読みものとして捉えて、がんばろ。


おしまい。

最後まで読んでくださりありがとうございます。 これからも、私の文章に会いに来てくれたら嬉しいです!