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寒暖差のあいだで、銭湯にいく

ようやく、暑さが和らいできた。

わたしの住む地域では、日中はまだ真夏日になるものの、夜には25℃を下回り、長く続いた熱帯夜は終わりを迎えたみたいだ。

それでも、まだまだ湿度は高くて、今年の夏はわたしの知っている夏とはどこか違う顔を見せている。詳しくはわからないけど、色々と気象条件が重なって、今年は暑い上に湿気が多いようだ。

やっと涼しくなって、嬉しいのも束の間、今度は寒暖差の問題がやってきた。

昼間、暑さと湿気が照りつけるなかで、朝と夜も同じ格好では少し冷える。エアコンの設定や寝具も猛暑日とは少し変えなくてはならないみたいで、体温調節が苦手なわたしにとっては難しい時期だ。

この前まで、暑さに文句を言い、早く夏が終わらないかと思っていたのに、いざ涼しくなれば、今度は冷えると文句を言うのは、我ながら面倒くさい人間だと思う。

この時期の寒暖差が難しいのは、1日で夏と秋を行き来するからだ。ちょうど25℃を跨ぐ日々は、昼は夏、朝と夜は秋の気候になる。

2つの季節を跨ぐとき、わたしの身体は適応するのに苦労する。まだ1日夏の方が良かったのではないかと思うけど、いざそうなればまた暑さが嫌になるのだろう。

寒暖差に自律神経がやられて、少し調子が崩れてきたとき、わたしはよく銭湯にいく。

なんてことない、街のスーパー銭湯でも、開かれた露天風呂で、広い湯船に浸かれば、気分も自律神経も一気にリセットされる。露天風呂はこの時期のためにあると思うくらい、さいこうに気持ちいい。

少し疲れたなと思ったら、平日の夜でも、休日の昼間でもおかまいなく、わたしは銭湯に向かうことにしている。体調は崩す前に取り戻す。20代後半になって、わたしが身につけたことのひとつだ。

わたしたちは、日々働いている。疲れが溜まらない日なんてない。だからこそ、ちょっとした心身のケアひとつで、明日からの自分が楽になる。

そう、わたしは信じたいのだ。

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