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小説のボツ案〜敗北の歴史〜

今回紹介するのは、タイトル通り、私が今までボツにしてきた小説の案を放出します。書けそう!って思ったらこのアイデア使って自由に書いてみてください。持ち出し自由です。
(もし投稿とかしたら教えてくださいね)

 ※黒歴史要素を多様に含みます。


僕だけの天使様

ファンタジー世界にて、歪んだ考えを持った青年が、皆から崇められている天使の少女を監禁して、自分のものにするお話です。こんなのどう考えても18禁でしょ。

その国では魔法を使える人間は差別の対象になっていた、親から虐待された、とかで青年の考えは歪んでいったという設定です。
なぜボツにしたのかというと、

1.こんなの読みたがる人いないんじゃない?

2.ある成人ゲームに設定が似てる……

1はおそらく、というか当然ですよね。
2なんですが、プロット書いてる途中で知りました。
「夏ノ鎖」というゲームです。気になる人は調べてみてください。
ファンタジー世界と現代ものという違いはあれど、だいたい似てました。新しいアイデアなど存在しないのでは……?

お菓子の国と小倉トースト

よくあるような転生ものです。タイトルにあるように、ごく普通の高校生がお菓子の国に転生(転移?)してしまいます。
主人公以外の人物の名前が全てお菓子縛りだったりと、色々工夫はしてました。

でもこれ、今思えば転生もののテンプレなぞったような作品なんですよね。

まだこれを書いた頃は小説を投稿したことすらなかった上に、プロットの書き方すらわかっていませんでした。そんな状態で長編が書けるわけもなく、力尽きました……。
彼は「食べると一度だけ世界を移動することができるケーキ」の材料を探す旅に出るのですが、彼に立ちふさがるのは、かつて転生者としてこの世界にやってきた男でした。
というところまで考えていました。

僕のちから

なんだこの分かりづらいタイトルは!と思いますよね。私もそう思います。
いわゆる特殊能力ものです。能力バトルって面白いよね!みたいなただの思いつきで作った作品でした。
これやってたとき、ちょうどひぐらしのなく頃ににハマってたんですよ。ひぐらしのように、様々なエンディングを迎えながら、読み手が謎を解いていく。そんなストーリーが書きたかったんですよ。

初心者の私に書けるわけないでしょ?!?!

大親友で、私の小説を読んで推敲のお手伝いをしてくれる人がいるんですよ。その人は褒めるところと直すべきところを必ず教えてくれて、いつも手助けしてもらってるんですがこの作品だけは、

「わからん。」

と返ってきました。完全な電波シナリオ読ませてすいませんでした。初心者は「つまらない」という感想を避けたがり、そのせいで「よくわからない」という1番もらってはいけない感想をもらいがち。という話を聞いたことがあります。

YES、当時の私です。

電波シナリオを10000字以上書いて満足していた私……。

俺達の宗教戦争

タイトル、「ぼくらの七日間戦争」みたいですね。
ちなみに私はぼくらのシリーズは読んだことありませんので。
これは何に影響を受けたかというと、おそらく成人ゲーム「終ノ空」ですね。

ストーリーは、やや空気だったクラスメイトが「天使様が奇跡を起こしてくれた」と言い、本当に何でも彼の言うとおりになります。そんな事実を信じたくない主人公。その崇拝する天使様を自称する同級生の女子に出会います。その女子は「このままではクラスが壊滅してしまう」と予言し、そのために主人公が奔走する、という話です。

めちゃくちゃ終ノ空では?

なんというか、やはり何か1つの作品からだけ影響を受けるのはよくないです。パクリになってしまいます。一応ストーリー自体は完結しているので、黒歴史発表として、アルファポリスの方で晒すのも悪くないですね。

魔法少女決戦

私の大好きな魔法少女もの。魔法少女とデスゲーム組み合わせたら面白いのでは?!と安易な考えで書き始めてしまいました。

あらすじは、主人公はケットシーという名の妖精?と契約し、魔法少女になります。魔法少女となった彼女はとある遊園地にいました。遊園地にて彼女はケットシーから「デスゲームをしてもらう」と言われ、魔法少女たちと戦うことになってしまう、というお話です。

遊園地で魔法少女がデスゲーム。ありそう〜〜〜!

魔法少女を倒せば倒すほど、力が強くなるという仕組み。なので、人を傷つけたくない主人公は弱いのです。
そしてオチですが、デスゲームから生還できるのは1人のみ。泣く泣く友人を倒すことになってしまいます。そして生還すれば、魔法少女として一生戦い続ける代わりに、願いを叶えてもらえます。
主人公は当然のごとく、「魔法少女全員の蘇生」を願います。

うーん、まどマギだとか、そういうアニメでありがちな展開を適当にすくってきた感じがします。

ひとりの魔女を愛した僕。

1人称が出てくるタイトル多くない?
そうなんです。タイトル決めるとき、大抵「こんなカッコイイタイトルにしてやるぜ」か「思いつかん!」かどちらかなんですよ。フィーリングで決めるから、どうしても偏ったようなタイトルになってしまうんです。

ストーリーは、魔法が使えない名家出身の青年が、婚約者と共に二人で暮らすというものです。婚約者は「魔女化症候群」という病にかかっており、この病にかかった者は発見次第必ず処刑されてしまいます。そんな彼女を匿う話なのですが、

メメントモリのパクリだよ!!!!

そうです、メメントモリに影響受けました。感動系の恋愛ストーリーが書いてみたくなってしまい、そのときにタイミング悪く出会ってしまったわけです。
これ上手くアレンジしたらアルファポリスで受けそうな気もします。……やりませんけどね。

進め、恋せよ、魔法少女

出ました魔法少女もの2つめ。魔法少女ものは書ききれないという呪いがかけられているのにも関わらず、私は懲りる様子がありません。
悪の組織に所属する闇の魔法少女が、正義の魔法少女に恋する百合恋愛ものです。
その闇の魔法少女の能力「黒いリボン」なんですが……。
マミさんの色違いじゃん。

しかもリボンで武器作ってる。

それはマミさんだよ。

というわけで(他にも理由はありますが)ボツにしました。何か強く憧れている作品があると、それに似たような作品になってしまうのはありがちです。

今まで完成させた作品にはほとんど元ネタらしい元ネタはありません。やはり、強い影響は受けない方がいいのでは……?

追放転移させられたメイドがやってきました。〜俺にはなぜかモテ期到来〜

うわーっ!!嫌だ!!タイトルが恥ずかしい!!
恋愛+現代ファンタジーものです。なぜか、68000文字書いたのにボツにしてます。多分最長記録なのに。

王様に逆らった女性が、追放され転移し、現代世界へやってきて様々な事件を巻き起こす物語です。しかし主人公はその女性ではなく、その女性と恋愛する青年の方です。女性が転移してきてから、彼には次々と良いことばかりが起きるのですが、それには裏がありました。

女性は過去にいた世界を滅ぼして、自身の魔法から魔王を生み出したのですが、魔王がこちらの世界にやってくる前兆だったのです。

書き始めた頃は、追放+転移だからウケるだろうな〜と思ってました。多分、そういうことじゃない……。

恋愛ハーレムものかと思いきや、怒涛の鬱展開。先程ちらっと説明しましたが、魔王がやってくる前兆として、物凄い幸運と不幸がやってくるのです。
主人公と仲良くなったヒロインは皆、失踪やら自殺やら、報われない最期を迎えるのです。

こんなの誰が読むんだよっ!!

ヘタレ魔王様、勇者から逃げます。

これ自信あったんですけどね……。
魔王様が、勇者が攻めてくることにビビり、妻と娘と共に逃亡する物語です。あまりシリアスなシーンはなく、ほのぼのとしたストーリーです。
しかし、魔王様がヘタレなだけではなく、やるときはやる!という戦闘シーンを見せる話だったのですが……。

私が1番よくやる失敗が「プロットを書かずに見切り発車で書こうとする」ことです。これ本当によくあるんですよ。今まで挙げてきた作品の中にもそういうのがたくさんあります。(プロットすら思いつかず、力尽きた作品もありますが)

というわけで、これはストーリーが長すぎて、
「先が見えん……」
と力尽きました。逆にプロットさえ書いていれば、そんなことにはならなかったのですが……。

ちなみに、「ようこそ少女とドラゴンのレストランへ」が思いつかなかったら、この作品をアルファポリスで連載する予定でした。

最後に

以上が、私が今までボツにしてきた作品たちです。作家の皆さん、もしくはこれから小説を書きたいと思っている方に伝えたいことがあります。

エタった(途中で作品を放棄すること)としても、

基本的に書ききるまでは次の作品に行かないで!!

です。他にも創作論などは色々ありますが、そもそも飽きずに書ける物語を思いつける、そして飽きずに書き続けられることがもう才能です。

でも、飽き性の人も落ち込まないでください。

私がいます。

もし、落ち込んだときはこのページを見て、「こいつやらかしてるな〜」と反面教師にしてください。

それではまた!

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