[外部院試・推薦]東北大学工学研究科化学・バイオ3専攻の院試合格体験記

このnoteを読んでくれている人は東北大の院試を受けようと情報収集している熱心な学生が大半だと思います。そんなあなたのためにド田舎地方国立4年生(私)による院試合格体験談を残しておきます。

1.自己紹介

自己紹介

私は獣と共生せざるを得ないド田舎地方国立大に通う4年生です。有機系の研究室に所属しています。中学生の時にゲームに没頭しすぎて、勉強をあまりしてこなかったため、家から一番近く、学力的にも入れそうな大学に進学しました。

外部受験の目的

大学で勉強するうちに、高分子の面白さとその有用さに惹かれました。私の大学では高分子専攻の研究室はないため、分野的に最も近い有機系の研究室に入りました。有機の研究ももちろん面白いですが、高分子への興味は捨てきれませんでした。また、化学メーカーでは高分子の知識は必須です。将来のことも考えた上でどうせならやりたいことをやろう、内部はやめて外部の高分子専攻の研究室を探そうと思ったのがきっかけでした。東北大は化学・バイオ3専攻を受験しました。

2.外部受験の準備

院試までの準備期間

1年生(2020年)~2年生の初冬(2021年12月)
・ほぼオンライン授業でネット廃人、たまーに学生実験で登校

2年生の冬(2022年1月〜)
・就活への焦りを感じ始める
・目的もないのになぜか有機と高分子の勉強をしはじめる

3年生の春(2022年4月)
・有機と高分子の教科書を読破、完全に理解
・せっかく勉強したからとなぜか院進を考える
・田舎脱出のチャンス!とモチベが湧いてきたのはこの頃

3年生の夏(2022年8月)
・教員との面談で外部進学を勧められた
・面白い研究をしている研究室を紹介してもらった
・なぜか行動力に満ち溢れていたため、研究室訪問のアポ取り

3年生の秋(2022年9月)
・東北大と東工大の研究室を訪問
・過去問をもらったり、内部の事情を教えてもらった
・研究設備の充実度が半端ない
・スムーズに研究を進められる環境にあこがれる

3年生の冬(2022年12月〜)
・過去問と教科書を高速周回
・持てる時間すべてを院試勉強にささげた

4年生の春(2023年4月)
・卒研片手間に院試勉強(すこぶる体調崩して何回も病院に行った)
・外部受験した先輩に色々聞く

4年生の初夏(2023年5月〜6月)
・東北大の推薦入試、東工大に出願
・コアタイム終了後即帰宅、即勉強
・なぜか死ぬほど苦手な物理化学での受験を決める

4年生の夏(2023年7月)
・なぜか東北大 推薦入試 合格
・東工大は受験しないことに

勉強スケジュール

運よく推薦入試で合格したが、一般入試の対策がメインであった。
毎日好きな分野の勉強しかしていなかったため、スケジュールは割愛。

3.受験勉強の方法

使用した参考書

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