3. 跡が消えるまでは

2019年11月25日 6:30


恭子さんを抱く時、少し嫌がる時があって。

そんな時は決まって、跡がある。

「ねぇ、今なら俺もつけていい?キスマーク。」

「消え方が違うでしょ。」

「合わせるから。軽くつけるからさ。」

「もぅ。しょうがないな。」

許可を得て、どこにつけるかしばし迷う。

でも、決まってる。

左の内腿の付け根あたり。

勝手に決めてる俺の場所。

恭子さんのここは。

俺のもの。


跡が消えるまでは。


お風呂のたびに。

鏡を見て。

俺を思い出して。

俺とのセックスを思い出して。

愛し合ったこと。

思い出してよ。

誰にも言わなくていいからさ。


いや。

誰にも言えなくて。

少し、照れてよ。

こんなに乱れて、いやらしい恭子さんになったこと。


可愛く欲しがってたな

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