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食べにくい!  だが、バーガーが好きだ。

厚みがある方が食べ応えもインパクトもある。
 だが一口で縦一列、一刀両断にかぶりつけない。

それでも、顎が外れんばかりにかぶりついてみる。
 だが、肝心の真ん中の主役級具材たちが包み紙の奥へと
 ソースを道連れに逃げ込む。

形を維持するために真ん中に串が刺さっていることがある。
 だが、歯で串を噛んでしまって痛い思いをする。

いっそのこと、圧縮して食べてみる。
 だが、バンズの柔らかさを台無しにし、
 且つ、肝心のフォルムが崩れ食欲が減退する。

それでは、フォークとナイフでお上品に食べてみる。
 だが、切ってる途中で既に形が崩壊する。

日本が育んだ歴史、お箸で頂いてみる。
 ・・・論外も論題だ。


これほどまでに食べにくい料理があるだろうか。


初めに断っておこう。
私はプロバーガーではない。

マツ〇の知らない世界に出てくるような
あちこちのお店に出向くようなグルメ家でもなければ
年間何百食チョイスするような変態級達人(敬意を込めて)でもない。


趣味程度に嗜む程度だ。

これを前置きさせて頂いた上で
プロバーガーの先生方には、好き勝手発言する若輩者の私を
暖かい目で「そんな尖っていた時期もあったな」と見守って頂き
是非ともご助言賜りたい。

(※プロボーラーっぽく言ってみたが
  そんな言葉が存在するかも知らない)


散々悪いことばかり言った。
 だが
 だが!
 だが!! 

 バーガーが好きだ。

初デートではまずバーガー屋を選んではいけないだろう。

相手が女性であれば、食べることに多分なお気を遣わせること請負いで
自身が弟キャラ全開のかわいいメンズであったとしても
「口の横にご飯粒ついてるよ」って
それを取ってくれるような心臓バクバク感もないくらい
口の周りが汚れる。
洗ってこいってなる。

手を握ろうなんてもんじゃない。
ソースでべとべと。
店員さんナプキン渡しすぎちゃうかと思っても
後半、足りないくらいだ。

食べることに必死で、楽しく会話をする余裕なんてない。


だが、それでも私はバーガーが好きだ!
(プロバーガーではないので、初デートでは選ばない!)



ああ、何故そんな話を急に熱く、くどくど話すのかって?

そう、今日おいしいバーガー屋さんに出会えたからだ。

淡路島バーガー

こちら、淡路島バーガーさん。

既に東京に何店舗かあるようで、ご存じの方も多いかもしれないが
コロナ引きこもりから、久々現実世界に降り立った私は初めて知った。

パテが淡路ビーフを使っていると思い込んで行ってみたが
東京店舗での詳細は調べても出てこず、不明のままだった。

だが、恐らく玉ねぎは有名な淡路産を使っていると思われる。

パテはたまに硬すぎるお店があるが、十分ふっくら
そして、甘味がある。

バンズもふっくら最近はやりの甘めだが、ソースとの相性が良い。
(最近はやりかどうかは
 バーガー練習生にもなっていない私の勝手な発言だ)

具材もOLT(たまねぎ、レタス、トマト)と
ベーシックだが、添い寝してるような輩具材はなく
一人ひとりしっかり自分のポジションを全うしている。
(OLTはサンドウィッチ用語から勝手に拝借したもので
 無断転用はご容赦頂きたい。
 広い目でサンドウィッチだし、というバーガー愛の薄さ)

私はマヨネーズがくどくてあまり得意でないのだが
くどくどしたマヨネーズでなく
甘すぎず、辛すぎず、だがしっかり味のするソースと交わり
やつらの相性がなかなか素晴らしい。
(バーガーのソースはもうひとつなとこが多い気がするのだ)

そして何より、この一番ベーシックなメニューだというのに
ボリュームがなかなかあるのだ。

よくある大手バーガーチェーンのバーガーは
無礼を承知で申し上げると、食べた気しないボリュームだ。
(高校時代に、Mマークのバーガー屋さんと、ラーメン屋さんが並んでいて
お金のなかった我々はMを食べた。
そしたら結局、足りなくて食欲だけ刺激されてラーメンも食べたという
一番お金かかったパターンだった)

話を戻そう。

私はグルメでないので、うまく描写できた自信はないが
とにかくおいしかった。

この辺りでは、オールドニューダイナーさんというバーガー屋さんが一番好きだが
スピードスケート長距離のように、それのすぐ後ろをぴったりとつくくらい
私の中ではヒットだった。
(ウィンタースポーツは全く詳しくない。
完全にオリンピックに乗っかったにわかだ。
競技をされている方、何卒お許し頂きたい。)

ちなみにオールドニューダイナーさん、
古いんか新しいんか、どっちやねんというツッコミはしてはいけない。
(小山という苗字なのに、やたら図体がデカい人がいたとして
 あなたはツッコミを入れるだろうか。
 私は入れる。)

店内はオールドアメリカンテイストで、とってもおしゃれ。
レジのカウンターが70年代アメ車のボンネットになっていて
とことん、アメリカっぽさを演出してくる。

フォルム、味のインパクトとバランス、ボリュームが良く
まさに王道バーガーだ。


今日は、おいしいバーガーに久々に出会ったので
思わず、筆ではなくキーボードを取ってみた。

バーガー練習生以下の私だが
これでも海外でもバーガーをいくらか食べている。

オーストラリアやアメリカに行ったときは
体が1/3はバーガーで成り立っているくらい、バーガーを食べる。
(愛というより、単に他に食べるものがあまりないだけだ)

そんな私は、またバーガーの記事を改めて書いてみたいと思っているが
そのような機会が訪れるのか不明なので
今うっすいバーガー愛への記憶を辿って
さっと思いついたベストバーガー
下田の道の駅っぽいところで食べた金目鯛バーガー

バーガーで、肉ではなくフィッシュを選ぶのは邪道と思われたお方。
僭越ながら、これだけははっきりと申し上げたい。

「まだまだ若い」と。

私は、お肉ばっかり食べられるほど若くないのだ。
(単に本当に年齢的な意味で。
 もう年々、肉より魚派じゃ。)


noteに「キライ」機能が何故ないのかと思った方に共感する。


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