どこにでもいる女子大生。                  いつも枝垂桜の…

どこにでもいる女子大生。                  いつも枝垂桜の花言葉を胸に。

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黒百合

なんでこうも、困難は重なって起こるんだろう。 何も出来ない、頼れる人もいない時に限って。 そして私は、無力という言葉を、 まるで辞書で調べたかのように理解するんだ。 ・黒百合(クロユリ) 「恋」「呪い」

    • 向日葵

      どんな人混みの中でも真っ先に私の目に映るのは あなたの眩し過ぎるほどの笑顔でした。 電車の窓から見える景色も、 夜空を見上げて一番星を見つけた時も、 美味しいパスタを食べた時も、 1番に伝えたくなるのはあなたでした。 今でも、 私の何の変哲もない日々の中で たまに送られてくる、花束の差出人は いつも、どんなときも、あなたからだけで。 いつか君と行ったあの場所は 私が落ち込んだ時 君の代わりに私を抱きしめる。 私の憧れは、この先もずっとあなただけ。

      • 喧嘩

        相手のことをちゃんと知らないばっかりに、 相手に価値観を押し付けて 喧嘩をするのはよく聞く話だけど、 君の本当の姿を知りすぎて 嘘ついてたり 我慢してることがわかって 頼って欲しくて 話して欲しいって思いすぎて 喧嘩するなんて あとから考えたら どれだけ君のこと考えてたんだろうって。 喧嘩するといつも、 私が昔好きだったお菓子と 暖かいキャラメルラテを無言でくれる君は 何年、何十年経っても変わらなくて。 やっぱり私には君なんだ。 世界で1番私のことを知っている君へ

        • 木春菊 〖 詩 〗

          あの日、君と出会わなければ。 あの時、君に話しかけなければ。 あの夜、君と一緒に笑わなければ、 こんなにも眠れない夜はなかったはず。 あんなに好きだったあの曲は、 メロディより君との思い出ばかり浮かんでしまう。 君が見ていたその映画の結末は、 私たちの未来を暗示していたとさえ思う。 もしも来世で君と出会えたなら、 迷わずにまた話しかけてしまうんだろう。 また君との煌めくような思い出を、 私のページに書き留めたくなるんだろう。 ・木春菊(マーガレット)

        黒百合

          月華美人 〖 詩 〗

          何十年に一度咲くというその花は、 私が19の時に咲いた。 どこか懐かしく、 どこか愛おしく、 どこか切ない時間だった。 時間よ止まれと思うほど、 より時は早く進むものだ。 ずっと見ていたかった。 1番近くにいたはずだった。 夢から覚めた頃には、 あなたは私に顔を背けるようにして、 もう二度と目が合うことはなかった。 ただ残ったのは、 あなたの残り香と、 幸せだったという記憶だけだった。 ・月下美人 「はかない恋」「一度だけ会いたくて」

          月華美人 〖 詩 〗