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【観戦日記】2020明治安田生命J3リーグ 第21節 セレッソ大阪U-23 VS ブラウブリッツ秋田

J3無敗の首位秋田をホームに迎えての一戦は2-3の惜敗となりました。

メンバー

セレッソ大阪U-23はピアスが今シーズン初スタメンに。また、2種登録されたばかりの小河詩朋くんが早速のベンチ入りとなりました。
一方、秋田はセレッソ大阪U-23から完全移籍していった沖野がスタメンに名を連ねました。

試合雑感

アウェイ秋田戦ではスコアレスドローではあったものの耐え忍び続けるようなゲームでしたが、ホームでのこの一戦は打って代わり、球際での勝負に負けない戦いぶりを見せるセレッソ大阪U-23。

特にピアスは普段の物足りないプレーとは明らかに違うプレーぶりでした。空中戦に競り勝ち、ボールを納め、あるいは裏へ抜けていく。その全てのプレーに今まで何故それをしなかった?と思わずにはいられないほどの頑張りっぷりを見せてくれました。

序盤から優勢に戦うセレッソ、しかし先制は秋田でした。
ペナルティーエリア内でハンドがあったとして、秋田にPKが与えられてしまい失点。
ファールの笛が鳴った際、ペナルティーマークを指し示すレフェリーに対して抗議するセレッソの選手たちでしたが、その抗議に対してレフェリーはおそらくペナルティーエリアのラインを指差していました。
競技規則上、「エリアの境界線を示すラインはそのエリアの一部である。」と定められているため、レフェリーはペナルティーエリアのライン上でハンドがあったと判断されたのでしょう。

良い試合の入りを見せていただけに残念な形で先制されてしまったセレッソでしたが、すぐに反撃に出ました。
失点から4分後の28分、コーナーキックのこぼれ球をエリア外から島村がゴール下隅に流し込み同点。
すぐに試合を振り出しに戻すことに成功したセレッソ。
秋田はこれがシーズン20試合目にして初のアウェイでの失点且つ前半初失点。

1-1で前半を終えると、後半開始から高校2年生の小河くんが早速J3デビューを果たします。そして、いきなり結果を叩き出します。
57分、カウンターから岡澤くんがボールを運び前線へパス。これを松本がワンタッチで小河くんの元にボールが入ると完璧なトラップからゴール下隅に突き刺さるミドルシュートでセレッソ逆転。
小河くんは下川太陽に次ぐ2番目の若さでのゴールとなりました。

無敗首位秋田に勝てるか!と思ったのも束の間、60分に同点に追い付かれてしまいます。
コーナーキックの流れから井上直輝選手に決められてしまいました。
ちなみに、この井上直樹選手はセレッソ大阪堺レディースに所属する井上陽菜選手の実兄にあられます。

さて、試合は途中投入された藤尾へのロングボールを中心に攻めるセレッソ。
やはり藤尾はJ3なら難なくボールを収めることができるなと再認識させてくれるプレーを披露するも、なかなかゴールまではたどり着けないセレッソ。
すると、今年幾度目だろうかという後半ATの悲劇的な失点を喫し逆転負けとなってしまいました。

気になった選手

FW 56 小河 詩朋

コロナ禍でU-18の試合を観に行けない中でこの試合で初めて見た小河くんのプレー、印象的だったのは立ち位置の取り方が上手いなということ。
特にゴールシーンは圧巻のプレーでした。
その他のシーンでも良い位置取りからの動き出しでボールが来ればシュートを撃てるという場面もあり末恐ろしい高校2年生が出てきてくれました。
「いまの目標はJ3でハットトリックして、トップチームと契約してもらうことです。」と試合後にコメントを残しており、本当に楽しみな選手が出てきてくれて嬉しく思います。

ひとりごと

澤上が去り山内が去りとU-23のOA枠がチームを去った後にU-18から逸材が出てくる。これだからU-23は楽しくて仕方ない。
小河くんとともに選手登録された中埜くん、そして高校1年生の北野くんの出場も待ち遠しくなってきます。
次節ホームゲームは10/25(日)14:00~、ヤンマースタジアム長居にてガンバ大阪U-23を迎えての一戦。
最後のU-23大阪ダービーです。

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