12/18 まちの人々

きょうは、夕方に郵便局へ歩いて行った。

郵便局の前の公園で、聞いたことのある声がすると思えば、共に活動する仲間の次女Rがゲラゲラ笑いながら友達と遊んでいた。
彼女も博多から越してきてさほど時間は経っていない。あの頃1人自転車で駆け回っていた彼女のことを思うと、ゆったりした時間と空間のなかで友達と過ごしている今の暮らしは随分と豊かなものになっているだろうと嬉しく感じた。

帰りがけには後ろから来た女性と目があった。
どこかで見たことがあると思えば、先日店にいらしたご婦人だった。
少し話をしているうちに旦那さんが施設から帰られたようでいそいそと車の方へ向かって行った。

家の近くの工場では、たまに話すアーミーファッションコレクターのおっちゃんがタバコで休憩していた。随分寒くなってきたなと話しかける彼の頭には濃い水色の耳までかかる帽子が被さっていた。
かわいいですねと声をかけると嬉しそうに「ソ連時代のやつなのよ」と返ってきた。

ほんの数分の散歩だったが、随分とまちに馴染んできたことを感じた時間だった。
2024は、これまで以上にまちとひととつながる時間になると予感している。

きっとどんどん楽しくなるだろうな。


そんなことを考えながら書類の整理をしていると
電話がかかってきた。
さっきのご婦人だった。

なにやら先日買ったキノコの置物が可愛くて見せたかったらしい。糖尿だけどチーズケーキとあんぱんが美味しかったと笑いながら話していた。

そんな幸せな電話がかかってくることがあるのかと笑ってしまった。
今度写真を見せてもらう約束をした。

素敵な散歩だったな


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