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便利の先に続く道

「今の〇〇は……」って、よく聞く。そして「昔はもうちょっと……」と続くんだ。まるで、僕らの世界はどんどん悪くなっていくように聞こえてしまう。

 世の中は便利になっているはずなのに、「今がいいよね」と言っている人は、意外なほどに少ない。もしかしたら便利さは、直接的に僕らを幸せにはしてくれないのかもしれない。

 ただ、僕自身は、昔よりも良くなったなと感じている。
 貴重まではいかなくても、それなりに自分に価値があると思っているし、幸福度も年々高まっている。

 今あるものは、否定しやすいんですよね。
 失ってしまったものは、美化されてしまう。
 まだ見ぬものは、否定も肯定もしづらい。

 けれど、過去も未来も現在も比べることはできない。なぜなら、当時と現在で同じことをやっても周囲の環境が違うために、判断ができないから。だから、無理だし意味がない。

 だから、もう比べるのはやめて、今なにがあって、なにがないのかだけ見ていけばいいんじゃないだろうか。

 僕は結構満足している。足りないものも、確かにたくさんあるけれど、本当に必要であればきっと手に入るから。

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