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終わり方は忘れない

 始め方と同じくらい終わり方も大事だと思う。

 様々な理由から行動に移せないという人がいる。そうした人は過去になにか大きな失敗をしたのだろう。「こんな目に遭うくらいなら、もうやらない方がマシだ」と感じる体験を。

 それは、終わり方が悪かったのではないだろうか?

 結果が常に自分の望む方向に進むわけではない。けれど、同時に望まぬ結果=嫌な思い出ではない。次に活かせたならば、それはむしろ良い思い出にすらなる。だからこそ、終わり方が重要になる。

 多くの人は終わり方をあまり気にしない。だから、なにか回線が切れたように、突然終わってしまう。仕事、人間関係、なんでもそうだ。学生時代にそういう人が1人いた。その人には「昔からの友達」がいなかった。そして、僕は共通の友人達も卒業したら連絡が取れなくなってしまった。

 ぶつ切りにしてしまうのは手軽なのだけど、それはそれで過去を切り捨てていくようで辛い。「いまを生きる」とは決して、過去を捨てるのではない。

 自分が関わった仕事や人とお互いに気持ちよく終える。会う機会が減るとしても、次の機会があれば、合間などなかったかのように触れ合える。そういう終わり方を考えていくことが大事だ。

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