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身体でかい

 普段、自分の身体を見る機会は意外と少ない。
 手や足、顔、上半身といった部分を目にすることはあっても、全身はあまり見ない。自分の身体は感じるものであって、見るものではない。

 姿見があったとしても、人と比べて見ることはないので、自分の身体が客観的にどう見えるのかは無自覚だ。それは、ある種の職業の人以外はそうだと思う。

 ちょっと前に、複数人で写真を撮る機会があって、その写真を見た時に他の人々と比べて自分の身体がでかいことに驚いた。
 平均身長よりも高く、肩幅が少し広めなために、でかく感じる。

 こういう人間が隣に立つのは、それだけで圧を感じるなと思った。僕の視点でも、電車などで190cm超えの人が近くにいると、本人の意図とは関係なく圧を感じる。それと同じだ。

 なにかがいけないということはないが、もう少し自分の身体が他者に与える影響について自覚的にならねばと思った。

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