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笑うしかない

 久々の晴天から一転、昼過ぎから豪雨が降った。

 ちょうど出かけていたタイミングで、ものの10秒雨除けのない場所に行っただけでびしょ濡れになった。髪の毛から滴った雨粒が頬を伝う。

 思わず、声を上げて笑ってしまった。

 自分の予想を上回る衝撃的な出来事に出会うと、笑ってしまう。「濡れちゃったじゃん」と苛立つようなレベルではない。かといって、言葉を失うほど酷い出来事でもない。だから、笑うしかない。

 吹っ切れた時、人間は笑うのだ。きっと、そういう風になっている。

 ふと疑問が1つ湧いてくる。
 逆に、笑っていたら吹っ切れるのだろうか?
 僕はなんとなくそれが信じるに値すると思っている。

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