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最低限とは限らない

最近、奇妙な評価のされ方をしたことがありました。

自分のリソースが限られていて、あまり労力をかけられない仕事があって、最低限やらなければいけないことをやろうと思って取り組んでいたら、それが予想外の評価をされてしまったのでした。

驚きや喜びよりも不可解で、なぜそんなことになったのか、しばらく考えていました。

色々話も聞いみたところ、僕が最低限と思っていたことは、どうやら他の人にとっては最低限ではなかったらしいです。

これで思い当たることがあって、僕は学生時代まで自分は要領が悪いと感じていました。それは、周りの人が簡単にこなすことが自分にはできなかったからです。

試験のレポートを出すのにも時間がかかったし、バイトしていてもやたらと時間がかかり、「仕事が遅い」と怒られたことが何度もありました。それは周囲と自分の「できる」の基準が違ったからでしょう。

基準を高く設定するということは、成果としてはある程度高くはなりますが、その分かかるエネルギーコストも上がります。そのバランスが取れないまま、潰れていく人もたくさんいるのでしょう。

他者との関係の中で成立する基準については、相手が一体どれくらいの基準を持っているのかをきちんと把握しておくことが必要になっていきます。

それを少し上回るくらいのものを出し続けていくことが信頼に繋がっていくのかもしれません。下回るのは論外として、大きく上回ってハードルが上がってしまい、その結果自分が消耗するのも避けた方がいいでしょう。

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