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曖昧な相談
「とりあえず手伝ってほしいんだけど」
そういう相談が直近で2件ありました。面白い依頼のされ方だなと感じます。
通常、誰かに相談や依頼をする時は、ある程度自分の状況と相手にしてほしいことが明確になっているでしょう。体調が悪い時に「よし、弁護士に相談しよう」とは思わないはずです。自分の症状にあった医者を選択するでしょう。相手の持っている能力や専門性を考えて依頼をします。
けれど、それとは違う依頼のされ方です。困っている状況があって、問題が複雑であるがゆえになにから手をつければ良いのかわからない。ただ、人が足りないのだけは間違いない。
そういうまだ判然としない状況で話を持ってこられるのです。
当然、僕もなにをしていいのかわからないのですが、「いたら、なんとかしてくれそう」と思われているようです。それは光栄な話です。
資格や実績を担保に「私はこれができます」と言うのはとてもわかりやすいですが、裏を返せばそれ以外はやりませんと宣言しているように見えることもあります。
だから、あえて区切らず色々できそうと思っていただくことで、得られるものもあるなと感じます。曖昧な状況で泳ぎ回るのも面白いかもしれません。
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